酸化マグネシウム製剤適正使用に関するお願いを掲載 医薬品医療機器総合機構
独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)は、10月20日、製薬企業からの医薬品の適正使用に関して「酸化マグネシウム製剤適正使用に関するお願い」を掲載しました。
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酸化マグネシウム製剤服用中の患者さんで「高マグネシウム血症」を発症し、重篤な転機をたどる症例が報告されております。
本剤を長期間投与している患者さん、腎障害を有する患者さんや高齢の患者さんでは高マグネシウム血症を起こしやすくなっております。特に便秘症の患者さんでは、腎機能が正常な場合や通常用量以下の投与であっても、発症する可能性があります。
そのため、本剤の投与に際しましては、「高マグネシウム血症」の発症・重篤化防止並びに早期発見のため、以下の事項についてご留意頂きますようお願い申し上げます。
・処方に際しては、必要最小限の使用にとどめてください。
・定期的に血清マグネシウム血を測定するなど高マグネシウム血症の発症にご注意ください。(長期投与あるいは高齢者に投与される場合は特にご注意ください)
・高マグネシウム血症の症状があらわれた場合には、服用を中止し、直ちに医療機関を受診するよう患者さんにご指導ください。
情報提供元は協和化学工業、健栄製薬、小堺製薬、三恵薬品、シオエ製薬、東海製薬、東洋製薬化成、トライックス、日医工、日興製薬、ニプロ、日本ジェネリック、マイラン製薬、丸石製薬、持田製薬販売、山善製薬、吉田製薬です。
2015/10/21(水) 16:07