26年度医療費の動向発表 厚生労働省
厚生労働省は、9月3日、「平成26年度医療費の動向~概算医療費の年度集計結果~」を発表しました。
厚生労働省では、医療費の動向を迅速に把握するために、医療機関からの診療報酬の請求に基づいて、医療保険・公費負担医療分の医療費を集計し、毎月、「最近の医療費の動向」として公表しています。
このたび、平成26年度分の集計結果がまとまったため、「平成26年度医療費の動向」として公表しました。
本資料における医療費は速報値であり、労災・全額自費等の費用を含まないことから概算医療費と呼称しています。概算医療費は、医療機関等を受診し傷病の治療に要した費用全体の推計値である国民医療費の約98%に相当しています。
【調査結果のポイント】
○ 平成26年度の医療費は、前年度に比べて約0.7兆円増加し、40.0兆円(39.9556兆円)となった。
○ 医療費の内訳を診療種類別にみると、入院16.0兆円(構成割合40.2%)、入院外13.8兆円(34.5%)、歯科2.8兆円(7.0%)、調剤7.2兆円(18.0%)となっている。
○ 医療費の伸び率は1.8%。診療種別にみると、入院1.7%、入院外1.3%、歯科2.9%、調剤2.3%となっている。
○ 医療機関を受診した延患者数に相当する受診延日数の伸びは▲0.3%。診療種別にみると、入院▲0.8%、入院外▲0.6%、歯科0.9%となっている。また、1日当たり医療費の伸び率は2.1%。診療種別にみると、入院2.5%、入院外1.9%、歯科1.9%、調剤0.5%となっている。
医療費の動向と伸び率の推移をみると、平成22年度36.6兆円、3.9%、平成23年度37.8兆円、3.1%、平成24年度38.4兆円、1.7%、平成25年度39.3兆円、2.2%、平成26年度40.0兆円、1.8%となっています。
http://www.mhlw.go.jp/topics/medias/year/14/index.html