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富山県と県薬剤師会が「薬剤師のお仕事体験学習」を実施

富山県と富山県薬剤師会は、727日から821日までの9日間、「薬剤師のお仕事体験学習」を実施します。722日に富山県厚生部くすり政策課が発表しました。

富山県の医薬品産業や医療を支える将来の薬剤師を確保するため、自らの進路を検討する時期にある中学生、高校生を対象に「薬剤師のお仕事体験学習」を実施するもので、727~821日のうち9日間に、県内の中学校1~3年生69名、高等学校1~3年生83名の合計152名が、富山県薬事研究所、県内公的病院6病院、県内11薬局で体験実習を行います。

富山県は、「くすりの富山」として全国トップクラスの医薬品生産拠点を形成しています。薬事法改正による医薬品製造のアウトソーシングの完全自由化に伴う受託製造の増加やジェネリック医薬品の使用促進などを背景として、設備投資の拡充など引き続き積極的に事業を展開する薬業界からは、薬剤師の確保に向けた取り組みの支援について要望されています。

医薬品に関する教育については、学習指導要領の改訂により、平成24年度から小学生から高校生まで系統的に学ぶこととされました。

医療法の改正により医療提供施設とされた薬局や病院などに勤務する薬剤師については、従来の調剤業務のみならず入院患者への服薬指導やチーム医療、在宅医療業務への参画が要請されるなど、医療の担い手として意欲的な人材の確保が必要ですが、薬学教育6年制への移行などの影響もあり、十分な数の薬剤師の確保が困難な状況にあります。

このようなことから、進路を真剣に検討する時期にある中学生、高校生に対して、学習の段階に併せて「薬剤師のお仕事体験学習」を実施し、衛生教育を補完するとともに、医薬品の専門家としての薬剤師への興味と理解を深めることにより、医療の担い手として、また「くすりの富山」を支える重要な職業としての薬剤師の人材確保の裾野を広げることを目的として、平成24年度より「薬剤師のお仕事体験学習」を実施しており、平成26年度までに合計238名が参加しています。

 

http://www.pref.toyama.jp/

2015/07/23(木) 15:49