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国家戦略特区による医学部新設に反対 日本医師会・日本医学会・全国医学部長病院長会議

日本医師会・日本医学会・全国医学部長病院長会議は、513日、合同記者会見を開催し、国家戦略特区による医学部新設に反対する緊急声明を発表しました。

緊急声明は、「『国家戦略特区による医学部新設』は国民の求める医療を崩壊させます。医育・医学・医療界の総意として医学部新設に反対します」として、次の通り表明しています。

国家戦略特区、東京圏国家戦略特別区域会議の成田市分科会において「医学部の新設」が議論されています。十分な情報を国民や医療界に開示する事なく、結論ありきで進められている様に見えます。日本医師会、日本医学会、全国医学部長病院長会議は「国民の求める医療の崩壊」をもたらす事を強く危惧し、医育・医学・医療界を代表し「国家戦略特区による医学部新設」に反対するものです。

本問題は、医学、医療、国民福祉に直結する重要問題です。医療界を含め国民に広く周知し十分な議論を尽くすことを強く要望します。

1.これからの医学部新設は医師不足対策にはなりません。

2.医師不足対策には地域偏在・診療科間偏在解消が必要です。

3.医学部新設は国際機関から世界一と評される日本の医療を崩壊に導きます。

4.医師養成には国民の負担による多額な養成費用が必要です。

5.地域医療の再生をさまたげるおそれがあります。

6.国際医療人育成はすでに実施されており特区での実施に意味はありません。

 

http://www.med.or.jp/

2015/05/15(金) 12:23