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脂質異常症に関する患者の意識・行動調査結果を発表 塩野義製薬

塩野義製薬は、127日、「脂質異常症に関する意識・行動調査」の結果を発表しました。

塩野義製薬は、20146月に、糖尿病患者、高血圧患者、脂質異常症患者を対象にした、治療実態、治療状況や、生活満足度などを把握することを目的とした調査『T-CARE Survey Plus(ティーケア・サーベイプラス)』を実施しました。

塩野義製薬はかねてより、生活習慣病の3大疾患である糖尿病・高血圧・脂質異常症の患者さんの意識と実態を中心とした情報提供に取り組んでおり、20142月に糖尿病患者の意識と行動調査を、20147月に糖尿病患者と高血圧患者の比較を通して、高血圧患者の意識と行動に関する調査結果を発表してきました。そして、このたび、3つ目の疾患となる脂質異常症患者の意識と行動に関する調査結果を発表することになりました。

脂質異常症は、そのままにしておくと血管の動脈硬化が少しずつ進んでいき、やがて心筋梗塞や脳卒中などの合併症が起こりやすくなり、加えて脂質異常症に糖尿病や高血圧が重なると、冠動脈疾患・脳卒中といった心血管イベントの発症率がさらに高くなります。また、30歳以上の日本人の約3割が「脂質異常症患者あるいは予備軍」であるにもかかわらず、その半数が現在治療を受けていないという実態があります。

今回は、20146月に実施した調査『T-CARE Survey Plus』より、心血管イベント発症リスクの高い"糖尿病や高血圧を合併している脂質異常症患者"にフォーカスし、意識や実態について分析を行いました。

調査はインターネット調査で、対象は全国の20~60代男女、有効回答数は糖尿病・高血圧・脂質異常症患者(単独、合併症患者、計7分類)400名です。

<合併症を有する脂質異常症患者の特徴>

1. 糖尿病、高血圧に比べて、脂質異常症に関する理解の低さ

2. コレステロール値の管理目標値を知らない人が3割近くも

3. 心血管イベント発症リスクの高い合併症を有する脂質異常症患者の2人に1人は、治療に必要なことをきちんとやっていない。また、若い人ほど治療に前向きな意識が低下。

 

http://www.shionogi.co.jp/

2015/01/29(木) 17:13