matsuda's blog

60歳以上女性骨粗鬆症患者の意識・実態調査 日本イーライリリーが実施

日本イーライリリーは、医療施設を受診し骨粗鬆症と診断された60歳以上の女性515名を対象として、骨粗鬆症に対する意識・実態調査(インターネット)を実施、123日にその結果を発表しました。

現在、日本の骨粗鬆症推計患者数は約1,280万人と言われています。骨粗鬆症患者は骨折リスクがあり、一度骨折すると、次の骨折を引き起こすリスクが高まります。寝たきりの主な要因の一つになることから、早期発見・治療が重要な疾患と言われています。しかし、自覚症状がなく気づかない場合も多く、実際に治療を受けている患者数は200万人程度にととまっています。

日本イーライリリーでは、そうした潜在患者の中でも、特に骨粗鬆症による脆弱性骨折を持ちながら未治療である患者に対して、背中の曲り、背の縮み、腰の痛みなどの症状は、骨粗鬆症による"いつの間にか骨折"であるかも知れないということを認識して頂き、適切な医療施設を訪問し、適切な治療を享受できる確率を高め、患者の健康寿命延伸に貢献することを使命としています。

そこで、今回、骨粗鬆症患者の受診前の症状への気づきの実態、骨折経験、骨折による寝たきりへの不安意識などを掘り下げ報告することで、疾病啓発の一助とすべく調査を行いました。

なお。本調査は、これからの季節の積雪や路面凍結による転倒骨折も踏まえ実施しました。

調査は、201412月にインターネットアンケート調査により行いました。

調査によって明らかになった項目の概要は次の通りです。

  60歳以上女性骨粗鬆症患者75.9%が「骨折によって寝たきりになってしまうことへ不安」と回答。

4人に1人「骨粗鬆症による骨折経験あり」。そのうち2人に1人「骨折したとすぐに気づかなかった」。

  気づかれていない骨粗鬆症による骨折のサイン「背中の曲り」「背の痛み」「腰痛」―。

60歳以上女性骨粗鬆症患者、20.0%が「背中の曲りがあった」、79.0%が若い頃より「身長が縮んだ」、60.8%が「腰痛があった」と回答。それでも、骨粗鬆症を疑い受診したのは14.2%

  冬の骨折注意報―。60歳以上女性骨粗鬆症患者の骨折経験ありと回答した7人に1人が、積雪や凍った路面での転倒骨折を経験している。

全体の90.2%が、積雪や凍った路面による転倒骨折を怖いと感じている。

 

https://www.lilly.co.jp/

2015/01/24(土) 11:06