武田薬品が関西イノベーション戦略特区で66億円の設備投資 大阪府が発表
大阪府は、11月14日、「武田薬品工業が関西イノベーション国際戦略総合特区で66億円の設備投資を行う」と発表しました。
大阪府では、「関西イノベーション国際戦略総合特区」の制度を活用し、ライフサイエンス関連企業の集積や設備投資の促進に取り組んでいます。
このたび、武田薬品工業が本制度を活用し、事業を行うことが決定したことから発表したものです。
本制度では、対象となる機械・装置等の取得に対して、法人税の特例措置を受けることができます。
特区事業を実施するのは、武田薬品工業の大阪工場(大阪市淀川区)で、事業概要は次の通り。投資規模は66億円で、平成28年4月に事業を開始する予定です。
【事業概要】
前立腺がん、子宮内膜症の治療薬である「リュープリン」は、現在、世界約80か国で販売され1000億円超の売上げがある、同社の国際主力製品です。「リュープリン」の製造工程において、外部環境や作業者から完全に隔離された無菌区域を確立するとともに、その中で複雑な操作の自動化を可能とするアイソレータ技術と作業用ロボットを組み合わせた設備を導入します。これにより、細菌の混入リスクを極限レベルまで低減させ、患者さんにより安心して使っていただける製品を供給します。
2014/11/14(金) 16:18