職場における喫煙者の"せき・たん"実態調査 小林製薬
小林製薬は、10月22日、「2014年職場における喫煙者の"せき・たん"実態調査」について発表。「一緒の仕事を避けたい!」「近寄りたくない!」と思われている職場内『ケア下手(べた)スモーカー』の実態を明らかにしました。
<調査の背景>
近年、健康への意識の高まりから、飲食店や企業をはじめとして禁煙・分煙の取り組みが進んでいます。また、2014年5月には、初めて喫煙率が20%を下回ったことが判明し、ますます喫煙者は肩身の狭い思いをしていると言えます。
今回、喫煙者が周囲から嫌がられている原因として一般的なニオイではなく、見過ごされがちな喫煙に伴う"せき・たん"に焦点を当てました。会社に勤める男性喫煙者309名には"せき・たん"に関するケア実態と職場での影響、職場に喫煙者のいる女性312名には同僚や上司の喫煙者に対する印象を調査しました。
<総括>
■職場での喫煙に伴う"せき・たん"が気になりつつもケアができていない男性喫煙者が多数
(1)約8割(77.7%)の男性喫煙者が、「職場での喫煙に伴う"せき・たん"が気になっている」
(2)喫煙に伴う"せき・たん"のケアをしている男性喫煙者は、約3割(28.8%)にとどまる
(3) "せき・たん"のケアをしている男性喫煙者のケア方法は「のど飴をなめる」(70.8%)が大多数
(4) "せき・たん"のケアをしていても、そのケアに満足できていない男性喫煙者は約4割(43.8%)
(5)男性喫煙者の約7割(70.6%)が、「自分の"せき・たん"の症状を改善したい」
■「一緒の仕事を避けたい!」男性喫煙者に対する女性会社員の厳しいまなざし
(1)喫煙者(同僚や上司)の喫煙に伴う"せき・たん"が気になった経験のある女性会社員は約半数(46.8%)
(2)半数以上(57.1%)の女性会社員が、「喫煙に伴う"せき・たん"の気になる男性喫煙者との仕事を避けたい」
(3)喫煙者(同僚や上司)の喫煙に伴う"せき・たん"が気になった時の女性会社員の対処法
「近寄らないようにする」が約6割(58.9%)、「言いづらいため特に対処しない」が約4割(41.8%)と顕著
(4)多くの女性会社員(81.1%)は、「普段から喫煙に伴う"せき・たん"をケアしている喫煙者に好印象」
■「避けられて傷ついた...」職場で肩身の狭い男性喫煙者
(1)約2割(17.8%)の男性喫煙者が、「喫煙に伴う"せき・たん"が原因で、同僚から職場で避けられた」と感じた経験あり
(2)男性喫煙者が喫煙に伴う"せき・たん"が原因で同僚からさけられていると感じるのは、「嫌そうな顔をされる(54.5%)」、「少し距離を置かれる(45.5%)、「窓を開けるなど、換気される(38.2%)」
(3)喫煙に伴う"せき・たん"が原因で、同僚から職場で避けられたと回答した男性喫煙者の約8割(81.8%)が、「同僚から避けられて傷ついた」