26年1、2月調剤医療費の動向発表 厚生労働省
厚生労働省は、8月11日、平成26年1月と2月の「調剤医療費(電算処理分)の動向」を発表しました。概要は次の通りです。
<1月>
(1)平成26年1月の調剤医療費(電算処理分に限る)は5,770億円(伸び率:対前年同期比5.8%)で、処方せん1枚当たり調剤医療費は9,021円(伸び率5.3%)であった。
調剤医療費の内訳は、技術料が1,412億円(伸び率1.9%)、薬剤料が4,349億円(伸び率7.2%)で、薬剤料のうち、後発医薬品が515億円(伸び率23.0%)であった。
(2)薬剤料の約85%を占める内服薬(3,615億円、対前年同期伸び幅246億円)を薬効大分類別にみると、総額が最も高かったのは「循環器官用薬」の937億円(伸び幅51億円)で、伸び幅が最も高かったのは「中枢神経系用薬」の56億円(総額585億円)であった。
(3)処方せん1枚当たり調剤医療費を都道府県別にみると、全国では9,021円(伸び率5.3%)で、最も高かったのは石川県(11,464円、伸び率3.6%)、最も低かったのは佐賀県(7,574円、伸び率5.6%)であった。
また、伸び率が最も高かったのは北海道(伸び率7.4%)、最も低かったのは沖縄県(伸び率2.3%)であった。
「後発医薬品の使用状況」
後発医薬品薬剤料は515億円(伸び率23.0%、伸び幅96億円)
後発医薬品割合は数量ベース(新指標)が49.4%、薬剤料ベースが11.9%(伸び幅+1.5%)、後発品調剤率が56.9%(伸び幅+2.0%)。数量ベースを旧指標でみると31.9%(伸び幅+2.5%)。
<2月>
(1)平成26年2月の調剤医療費(電算処理分に限る)は5,660億円(伸び率:対前年同期比5.1%)で、処方せん1枚当たり調剤医療費は8,836円(伸び率4.4%)であった。
調剤医療費の内訳は、技術料が1,403億円(伸び率1.5%)、薬剤料が4,247億円(伸び率6.3%)で、薬剤料のうち、後発医薬品が514億円(伸び率21.7%)であった。
(2)薬剤料の約85%を占める内服薬(3,497億円、対前年同期伸び幅196億円)を薬効大分類別にみると、総額が最も高かったのは「循環器官用薬」の891億円(伸び幅35億円)で、伸び幅が最も高かったのは「中枢神経系用薬」の47億円(総額556億円)であった。
(3)処方せん1枚当たり調剤医療費を都道府県別にみると、全国では8,838円(伸び率4.4%)で、最も高かったのは石川県(10,981円、伸び率1.8%)、最も低かったのは佐賀県(7,442円、伸び率3.5%)であった。
また、伸び率が最も高かったのは山梨県(伸び率9.2%)、最も低かったのは石川県(伸び率1.8%)であった。
「後発医薬品の使用状況」
後発医薬品薬剤料は514億円(伸び率21.7%、伸び幅92億円)
後発医薬品割合は数量ベース(新指標)が50.1%、薬剤料ベースが12.1%(伸び幅+1.5%)、後発品調剤率が57.4%(伸び幅+3.2%)。数量ベースを旧指標でみると32.4%(伸び幅+2.9%)。
http://www.mhlw.go.jp/topics/medias/c-med/2014/01/index.html