大阪府が受動喫煙防止ガイドライン策定
大阪府は、3月31日、「大阪府受動喫煙の防止に関するガイドライン」を策定し、4月1日に発表しました。
大阪府は、第2次大阪府健康増進計画、第二期大阪府がん対策推進計画に基づき、「たばこの健康影響についての正しい知識の普及啓発」、「禁煙サポート」、「受動喫煙防止」を推進しています。このたび、効果的な受動喫煙防止対策を推進するための府の指針として、ガイドラインを策定したものです。
ガイドラインの基本理念は、「たばこの煙は喫煙者本人のみならず、たばこを吸わない周囲の健康にも悪影響を及ぼすものであり、府民の生命と健康を守る立場から受動喫煙の防止に取り組むことが必要です。すべての府民に対する受動喫煙の防止対策に加えて、子ども、妊婦、健康に問題がある方等は重大な悪影響を受けるおそれがあることから特段の配慮がなされなければなりません。また、実際の取組みに際しては、個々の施策の特性を考慮しつつ、総合的かつ計画的に実施されなければなりません。府は、これらの基本理念にのっとり、受動喫煙のない社会の実現をめざします」としており、「受動喫煙とは?」「受動喫煙による健康被害」を示しています。
そして、全面禁煙の推進として、「受動喫煙の防止には、敷地内全面禁煙や建物内全面禁煙が最も効果的で、対策に必要な費用もかかりません。特に、子ども、妊婦、健康に問題がある方等も多く利用する学校、医療機関、官公庁等の公共の場所では、敷地内全面禁煙又は建物内全面禁煙を推奨します」としています。
「全面禁煙が困難な場合の対策」としては、「受動喫煙防止のためには、全面禁煙が最も効果的ですが、全面禁煙の実施が困難でも、可能な範囲において、施設内における受動喫煙を防止するための対策が必要です」として、表示の推進、時間禁煙、分煙を示しています。
「受動喫煙防止対策に必要な配慮等」については、家庭や車内等、公園・遊園地や通学・通勤路等での配慮を示し、府のたばこ対策についても言及しています。
http://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=16123