健康づくりのための睡眠指針2014を策定 厚生労働省
厚生労働省は、3月24日、第3回健康づくりのための睡眠指針の改定に関する検討会を開催し、「健康づくりのための睡眠指針2014(案)」を承認しました。
睡眠指針の改定は、①科学的根拠に基づいた指針とする、②ライフステージ・ライフスタイル別に記載する、③生活習慣病・こころの健康に関する記載を充実する、を要点とし、「健康づくりのための睡眠指針2014」は、「指針」「睡眠12箇条の解説」「参考資料」から構成され、「指針」では睡眠12箇条を提示、「睡眠12箇条の解説」では睡眠12箇条の内容について解説し、「参考資料」では睡眠12箇条の背景にある科学的根拠などを提示しています。
睡眠12箇条の内容は、第1条では総論を、第2条から第5条では睡眠に関する基本的な科学的知見を、第6条から第10条までは予防や保健指導の方法を、第11条から第12条までは早期発見のための要点について、主に指摘しています。
睡眠12箇条は、
1. 良い睡眠で、からだもこころも健康に。
2. 適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
3. 良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
4. 睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
5. 年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
6. 良い睡眠のためには、健康づくりも重要です。
7. 若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
8. 勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
9. 熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
10.
眠くなってから寝床に入り、起きる時間は遅らせない。
11.
いつもと違う睡眠には、要注意。
12.
眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000038164.html
2014/03/25(火) 12:25