25年8月、9月の調剤医療費 厚労省が発表
厚生労働省は、2月25日、「最近の調剤医療費(電算処理分)の動向」の平成25年8月分、9月分を発表しました。
概要は次の通りです。
<平成25年8月>
(1) 平成25年8月の調剤医療費(電算処理分に限る)は5,607億円(伸び率:対前年度同月比、5.1%)で、処方せん1枚当たり調剤医療費は9,058円(伸び率4.8%)であった。
調剤医療費の内訳は、技術料が1,369億円(伸び率1.4%)、薬剤料が4,228億円(伸び率6.3%)で、薬剤料のうち、後発医薬品が471億円(伸び率17.5%)であった。
処方せん1枚当たり薬剤料5,713円(伸び率+5.8%)、処方せん1枚当たり薬剤種類数2.83種類(▲0.4%)、1種類当たり投薬日数23.1日(+2.7%)、1種類1日当たり薬剤料87円(+3.5%)
(2) 薬剤料の約85%を占める内服薬(3,536億円、伸び幅206億円)を薬効大分類別にみると、総額が最も高かったのは「循環器官用薬」の948億円(伸び幅34億円)で、伸び幅が最も高かったのは「中枢神経系用薬」の45億円(総額586億円)であった。
(3) 処方せん1枚当たり調剤医療費を都道府県別にみると、全国では9,058円(伸び率4.8%)で、最も高かったのは石川県(11,297円、伸び率2.6%)、最も低かったのは佐賀県(7,571円、伸び率4.6%)であった。
また、伸び率が最も高かったのは高知県(伸び率6.6%)、最も低かったのは石川県(伸び率2.6%)であった。
「後発医薬品の使用状況」
後発医薬品薬剤料は471億円(伸び率17.5%、伸び幅70億円)
後発医薬品割合は数量ベース(新指標)が46.8%、薬剤料ベースが11.2%(伸び幅+1.1%)、後発品調剤率が53.4%(伸び幅+1.9%)。数量ベースを旧指標でみると30.6%(伸び幅+2.1%)です。
<平成25年9月>
(1)平成25年9月の調剤医療費(電算処理分に限る)は5,460億円(伸び率:対前年度同月比、8.1%)で、処方せん1枚当たり調剤医療費は8,865円(伸び率4.7%)であった。
調剤医療費の内訳は、技術料が1,356億円(伸び率4.4%)、薬剤料が4,095億円(伸び率9.4%)で、薬剤料のうち、後発医薬品が461億円(伸び率20.9%)であった。
処方せん1枚当たり薬剤料5,555円(伸び率+5.8%)、処方せん1枚当たり薬剤種類数2.88種類(+0.9%)、1種類当たり投薬日数22.1日(+1.2%)、1種類1日当たり薬剤料87円(+3.6%)
(2) 薬剤料の約85%を占める内服薬(3,422億円、伸び幅291億円)を薬効大分類別にみると、総額が最も高かったのは「循環器官用薬」の900億円(伸び幅49億円)で、伸び幅が最も高かったのは「中枢神経系用薬」の56億円(総額565億円)であった。
(3)
処方せん1枚当たり調剤医療費を都道府県別にみると、全国では8,865円(伸び率4.7%)で、最も高かったのは石川県(11,165円、伸び率2.8%)、最も低かったのは佐賀県(7,438円、伸び率4.2%)であった。
また、伸び率が最も高かったのは宮崎県(伸び率6.8%)、最も低かったのは福井県(伸び率2.3%)であった。
「後発医薬品の使用状況」
後発医薬品薬剤料は461億円(伸び率20.9%、伸び幅79億円)
後発医薬品割合は数量ベース(新指標)が47.2%、薬剤料ベースが11.3%(伸び幅+1.1%)、後発品調剤率が54.2%(伸び幅+2.3%)。数量ベースを旧指標でみると30.8%(伸び幅+2.1%)です。
http://www.mhlw.go.jp/topics/medias/c-med/2013/09/index.html