JAHIS電子版お薬手帳データフォーマット対応のシステム導入で依頼 厚労省が保健医療福祉情報システム工業会に
厚生労働省医薬食品局は、1月31日、総務課長名で、一般社団法人保健医療福祉情報システム工業会会長宛てに「JAHIS電子版お薬手帳データフォーマット」に対応したシステムの導入について依頼しました。
要旨は次の通りです。
お薬手帳については、様々な利点が期待されることから、厚生労働省としても、その活用が進むよう普及啓発等を行ってまいりました。最近では、その電子版に関するモデル的な取組等も進められています。電子版のお薬手帳には、例えば、「二次元バーコード」による出力や、それを携帯電話等で読み取る作業などが必要となる一方、日常的に携帯している携帯電話等を活用するため、携行のしやすさといあった利点もあると考えております。
こうした点にかんがみ、貴会におかれては、電子版お薬手帳の標準データフォーマット(JAHIS電子版お薬手帳データフォーマット)の策定及び改訂(最新版の仕様書はVerl.1)をいただき、その普及にご尽力いただいているところですが、現段階では、全国の大半の薬局において、患者等の希望に応じ、電子版での対応も可能な環境が整っているとはいえない状況にあると考えております。
つきましては、平成26年度の診療報酬改定における、薬局向けのレセプト作成用システムの改修等に当たって、少なくとも二次元バーコードを利用した、電子版お薬手帳の標準データフォーマットによる患者へのデータ提供が可能となる環境を整えるために、できるだけ多くの薬局への積極的な導入に取り組みいただくよう、引き続きご理解とご協力をお願い申し上げます。また、貴会傘下企業宛てに周知いただきますようよろしくお願い申し上げます。
2014/02/05(水) 14:27