ファイザーがエスタブリッシュ医薬品の認知度調査
ファイザー株式会社は、8月12日、「エスタブリッシュ医薬品の認知度調査」の結果を発表。エスタブリッシュ医薬品の認知度は薬剤師が約9割、医師が約5割であったことなどを明らかにしました。
ファイザーは、2013年6月24日~25日に、全国の医師と薬剤師約650名を対象に、エスタブリッシュ医薬品の認知度調査について、インターネット調査を実施しました。この認知度調査は、医師と薬剤師がエスタブリッシュ医薬品についてどの程度の認識をしているのか、その実態を把握することを目的に2年前より実施しているもので、医師は勤務医と開業医、薬剤師は病院薬剤師と調剤薬局勤務の薬剤師のカテゴリーに分けて定期的に行っています。
エスタブリッシュ医薬品とは、医療現場で長く使われている標準的な治療薬のことで、特許期間が満了した先発医薬品(長期収載品)と後発医薬品(ジェネリック)が含まれます。ファイザーでは、エスタブリッシュ医薬品事業部門を3年前に設立し、2013年1月からは、マイラン製薬との業務提携を開始、販売移管が完了する年末には後発医薬品を300製品以上発売する予定となっています。
エスタブリッシュ医薬品の認知度調査は、一昨年6月に実施して以来、今回の調査が4回目となります。この結果、医師は前回調査からあまり認知度は変化せず、薬剤師では更に認知度が増加していることが分かりました。サンプル数は合計646名、調査対象はm3.com会員医師および薬剤師です。
医師では、勤務医の162名中49% (2012年の前年同期より2ポイント減)、開業医は161名中47%(増減なし)の認知度があり、1年前に調査した結果とほぼ同等の認知度となっています。
薬剤師では、病院内薬局、調剤薬局ともに認知度が増加しており、90%を超える認知度となっています。病院内薬剤師は164名中92%(2012年の前年同期より3ポイント増)、調剤薬局薬剤師は159名中93%(同8ポイント増)の認知度でした。前年と比較して、「詳しく知っている」、「おおよそ知っている」の割合が増加し、「名前程度は知っている」の割合が減少していることから、より理解が進んだと考えられます。
また、この調査と同時に行ったジェネリック医薬品に対する現在の満足度については、医師、薬剤師合わせて「満足」、「ほぼ満足」が最も多かった項目は「患者の経済的負担」で、「やや不満」、「不満」が最も多かった項目は、「MRからの情報提供」でした。次いで、「MR以外からの情報提供」、「安定供給の可否」となっています。
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/index.html