matsuda's blog

持参薬の院内処方化における処方量間違いで情報提供 日本医療機能評価機構

公益財団法人日本医療機能評価機構は、515日、医療事故情報収集等事業「医療安全情報No.78」を提供、ホームページに公開しました。

今回は、「持参薬を院内の処方に切り替える際の処方量間違い」に関するもので、「持参薬を院内の処方に切り替える際、処方量を間違えた事例が4件報告されています」(集計期間:200911日~2013331)として、ハルシオン錠0.125mg1錠→0.25mg1錠、アスペノンカプセル10mg4カプセル→20mg4カプセル、ヒダントールF配合錠6錠→錠100mg6錠、アスベリン錠10mg6錠→散100mg/g6gの4例を挙げ、間違えた量が2倍、4倍、10倍であること、処方量間違いの背景を「持参薬と同じ規格がなかった」「持参薬と同じ剤形がなかった」と示しています。

そして、事例が発生した医療機関の取り組みとして、○持参薬から院内の処方に切り替える際の処方時は、規格、剤形、成分量に注意して入力する、○持参薬から院内の処方に切り替える際は、可能な限り薬剤師が介入する、としています。

 

http://jcqhc.or.jp/

2013/05/15(水) 14:27