日本薬剤師会が薬局等における対面販売強化で行動計画
日本薬剤師会は、4月11日の定例記者会見で、「薬局等における対面販売強化のための行動計画」を明らかにしました。
目的は、
○ 生活者(国民)が医薬品を安全かつ適正に使用するために、薬剤師が果たすべき役割と責務に基づいて、医薬品販売制度の趣旨に則した薬局等における対応の一層の充実を図る。
○ これにより、「薬は薬剤師と相談してから使用する」という対面販売の重要性について生活者(国民)の認識を高めていく。
○ 同時に、一般用医薬品のインターネット等販売を求める動きへの対応策としても取り組む。
という点であり、日本薬剤師会、都道府県薬剤師会及び日本薬剤師会会員の所属する薬局・店舗販売業が実施主体となります。強化期間は4月10日から5月15日までです。
実施内容は次の通りです。
○ 会員実施事項
①声かけ運動
②販売者の責任を明確にする活動
③薬局等でのポスター掲示
○ 日本薬剤師会実施事項
①記者会見の開催
②新聞への意見広告
○ 都道府県薬剤師会実施事項
①都道府県薬剤師会ホームページへの意見掲載(特設コーナーを設けるなど)
②役員・支部長・会員への周知徹底
③地方紙へ日薬が作成した意見広告の掲載・転載
○ 支部薬剤師会実施事項
会員実施事項の支援、周知徹底
「声かけ運動」
一般用医薬品の使用に際して、薬剤師から積極的な声かけを行うことで、使用者情報の収集及び医薬品使用に必要な情報提供を行い、安全かつ適正な医薬品使用に結びつける。
併用薬(医療用・一般用医薬品とも)や健康食品等の重複使用や相互作用等も確認し、必要に応じ薬歴への記載も行う。
「販売者の責任を明確にする活動」
販売後の相談対応が適切に行えるよう、販売日、販売者名、薬局・店舗名、連絡先、販売責任者名などを記載した販売責任シールやカード(レシートの活用等も含め方法を工夫)の配付、また医薬品の説明文書への販売者名(捺印など)記載など。
「薬局等でのポスター掲示」
日本薬剤師会で作成し、都道府県薬剤師会を通じて会員に配布(一般用医薬品販売制度定着促進キャンペーンポスター)