健康づくりのための身体活動基準を策定・公表 厚生労働省
厚生労働省は、3月18日、「健康づくりのための身体活動基準2013」及び「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」を公表しました。
身体活動・運動分野における国民の健康づくりのための取組については、平成18年に「健康づくりのための運動基準2006」及び「健康づくりのための運動指針2006<エクササイズガイド2006>」を策定し、健康日本21に係る取組の一環として、これらの基準等を活用して身体活動・運動に関する普及啓発等に取り組んできました。
今般、これらの基準等の策定から6年以上が経過し、身体活動に関する科学的知見が蓄積されていること、また、平成25年度から健康日本21(第二次)が開始することから、新たな科学的知見に基づき改定を行い、「健康づくりのための身体活動基準2013」及び「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」として取りまとめました。
概要は次の通りです。
ライフステージに応じた健康づくりのための身体活動(生活活動・運動)を推進することで健康日本21(第二次)の推進に資するよう、「健康づくりのための運動基準2006」を改定し、「健康づくりのための身体活動基準2013」を策定した。
○ 身体活動(生活活動及び運動)全体に着目することの重要性から、「運動基準」から「身体活動基準」に名称を改めた。
○ 身体活動の増加でリスクを低減できるものとして、従来の糖尿病・循環器疾患等に加え、がんやロコモティブシンドローム・認知症が含まれることを明確化(システマティックレビューの対象疾患に追加)した。
○ こどもから高齢者までの基準を検討し、科学的根拠のあるものについて基準を設定した。
○ 保健指導で運動指導を安全に推進するために具体的な判断・対応の手順を示した。
○ 身体活動を推進するための社会的環境整備を重視し、まちづくりや職場づくりにおける保健事業の活用例を紹介した。
※ 身体活動:「生活活動」と「運動」に分けられる。このうち、生活活動とは、日常生活における労働、家事、通勤・通学などの身体活動を指す。また、運動とは、スポーツ等の、特に体力の維持・向上を目的として計画的・意図的に実施し、継続性のある身体活動を指す。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002xple.html