大日本住友製薬が東日本大震災被災地の子ども達対象の自習スペース開設
大日本住友製薬は、3月11日、東日本大震災の被災地の子ども達を対象とした支援施設【とめ中高生自習スペース「SUKOYAKA」】開設を発表しました。特定非営利活動法人こども福祉研究所との協力により、宮城県登米市に【とめ中高生自習スペース「SUKOYAKA」(すこやか)】を3月17日に開設するというものです。
「SUKOYAKA」は、東日本大震災で被災した宮城県南三陸町および避難住民の受け入れ地域である登米市の子ども達を対象とした施設で、2つの自習部屋や学習備品を備えるほか、隣接するカフェスペースでは無料で軽食を提供します。
大日本住友製薬は、復興支援活動の主な支援領域の一つとして「子どもの教育支援」に取り組んでいます。こども福祉研究所との現地調査により、①狭小な仮設住宅では学習環境の確保が容易ではないこと、②震災後の厳しい生活環境の中で子ども達が学習意欲を向上・保持する方法が求められていたこと、③保護者の就労時間内において子ども達が安全に放課後を過ごせる場所が切望されていること、が見出され、「SUKOYAKA」の開設を支援することとしました。
開設に先立ち、2012年12月25日にオープンし、子ども達を受け入れていました。南三陸町および登米市の関係者にも、施設の意義について理解をいただき、学校関係者や保護者への周知活動など、多方面でサポートをいただいています。利用する子ども達の数は着実に増えており、保護者や教員との信頼関係も育まれはじめています。
大日本住友製薬は、子ども達のすこやかな成長を通じて「SUKOYKA」が地域の安心や活力を支え、被災地の復興に寄り添う施設となるよう、運営をサポートします。
開設時間は月曜日から金曜日(祝日除く)の16時~20時半、軽食提供は18時半~20時で、自習、軽食ともに無料です。事業実施期間は2015年3月31日までで、事業実施期間終了時に、震災からの復興状況や子ども達の利用状況などを参考にして、その後の運営体制について総合的に検討します。