matsuda's blog

電子版お薬手帳の導入で予算化 大阪府が25年度当初予算案公表

大阪府は、214日、平成25年度当初予算案等を公表しました。一般会計は前年(前年度当初予算)95.9%2,894,845百万円、特別会計が前年比147.7%1,396,566百万円です。

この中で、「政策的経費」の中に「地域医療再生基金事業費(薬務対策)127,247千円が計上されています。これは、国の「経済危機対策」において創設された「地域医療再生臨時交付金」を受けて平成22年度に設置した「大阪府地域医療再生基金」を活用し、医薬品の重複投与による健康被害の防止や災害時にも活用された「お薬手帳」を電子化し、府域全域で患者の服薬指導を確認できる体制を整備するもので、平成24年度と25年度の2ヵ年事業となっています。

24年度は50,826千円が予算化されましたが、25年度は127,247千円が予算化されています。内訳は、電子版お薬手帳導入費108,658千円、普及・啓発費(府内薬局への教育訓練)18,589千円となっています。

事業は、大阪府薬剤師会への助成金として実施され、大阪府薬剤師会では、携帯電話やスマートフォン等の携帯端末を活用し、お薬手帳の一部である調剤日、投薬に係る薬剤の名称、用法、用量等服薬情報を電子化することを目的とした「大阪e-お薬手帳事業」を実施します。

既に2月から箕面市で実証実験がスタートしており、大阪府薬剤師会では、9月に大阪で開催される日本薬剤師会学術大会において発表する予定です。

 

2013/02/15(金) 11:57