matsuda's blog

セネガルの洪水被災地に蚊帳1万張を寄付 住友化学

住友化学は、セネガル共和国で8月下旬から9月初旬に発生した大規模洪水の被災地支援のため、マラリア予防用蚊帳「オリセット ネット」1万張をセネガルのマラリア局に寄付します。1025日に発表しました。

セネガルにおいて、蚊を媒介に感染するマラリアは、罹患率、死亡原因ともに一位の疾患で、なかでも悪性度が最も高く放置すると死に至る「熱帯熱マラリア」が98%を占めています。近年、患者数は減少傾向となっていますが、今般発生した大規模洪水に見舞われた地域では、水の溜まった場所で蚊の発生が増加するなど、マラリアの感染リスクが高い状況が続いています。

住友化学は、「オリセット ネット」を製造し、アフリカを中心に供給する事業を行っています。また、2010年のハイチ大地震被災地に5千張、2011年のタイの大規模洪水被災地には6千張の「オリセット ネット」を寄付するなど、大災害の被災地に対する国際的な支援活動を実施してきました。セネガルにおいては、マラリア撲滅キャンペーンの一環で、2009年に16.5千張を寄付しましたが、今般発生した大規模洪水による被災地の現状と現地からの要請を踏まえ、このたび1万張の寄付を行うことにしたものです。

住友化学は、被災地のいち早い復興を祈念するとともに、引き続き、国際社会にとって必要なCSR活動に積極的に取り組んでいきます。

 

     オリセット ネット:防虫剤を練りこんだポリエチレン製の糸で織られたマラリア予防用の蚊帳。耐久性に優れ、防虫剤が蚊帳の表面から徐々に染み出し、繰り返し洗濯しても効果が5年以上持続する点が特長で、経済的かつ効果的にマラリアを媒介する蚊から身を守ることができる。2001年にはWHO(世界保健機関)から世界で初めて長期残効蚊帳としての効果が認められ、使用が推奨されている。

 

http://www.sumitomo-chem.co.jp/

 

2012/10/30(火) 15:39