エスエス製薬が鼻水・鼻づまり・くしゃみに関する実態調査
エスエス製薬では、誰もが経験したことのある鼻水・鼻づまり・くしゃみなど鼻炎症状についての意識と実態を探ることを目的に、全国の20代から60代の男女1000名を対象に調査を行いました。調査は、8月4、5日にインターネットにより行われ、10月10日、その結果を発表しました。
鼻水・鼻づまり・くしゃみといった鼻炎症状は、カゼなどの急性鼻炎や、スギ花粉症などのアレルギー性鼻炎がよく知られています。アレルギー性鼻炎の患者数は年々増加しており、39.4%の人がアレルギー性鼻炎とされ10年間で10ポイントも増加しています。特に、有病率が26.5%とされるスギ花粉症は影響の大きさからも社会問題として取り上げられますが、実は「通年性アレルギー性鼻炎」もほぼ同程度の23.4%の人々が罹患しているとされています。
本調査からは、「通年性アレルギー性鼻炎」の可能性がある人が多いことが明らかになり、また、アレルギー性鼻炎はカゼとの見分けが難しいことや、アレルギー性鼻炎が疑われる"カゼでもスギ花粉症でもない鼻の症状"の対処がなおざりになっている実態が明らかになりました。アレルギー性鼻炎に関する理解が広まり、適切な対処をすることで大勢の人の生活が改善する余地はまだまだ大きいようです。
"カゼでもスギ花粉症でもない鼻の症状"
・ 「くしゃみ」「鼻がむずむず」などを4割(40.7%)が経験
4人に1人が通年性アレルギー性鼻炎の疑い?
・ 全体の4人に1人が「どのシーズンでも」症状に困る(24.9%)
カゼとアレルギー性鼻炎は似て非なるもの
・ カゼとアレルギー性鼻炎を"見分けられない"人は41.4%
・ カゼとアレルギー性鼻炎で対処法を分けない43.3%
"カゼでもスギ花粉症でもない鼻の症状"の鼻水、周囲も気にする「すすってやりすごす」
・ 鼻水が出た際に4割(42.6%)が「鼻をすすってやりすごす」
周囲の鼻すすりが不快な人4割(40.1%)
・女性の4割(40.2%)が「口で息をして」その場をしのぐ