日本薬剤師会が野田第三次改造内閣発足で見解
日本薬剤師会は、10月1日、野田第三次改造内閣発足に伴う見解を発表しました。
内容は次の通りです。
本日、野田内閣総理大臣は内閣改造を行い、野田第三次内閣が発足しました。今回の内閣改造は、18の閣僚枠のうち10名が新たに入閣するなど、大規模な改造となっております。
また、今回、薬剤師として初めて、三井辨雄氏が厚生労働大臣に就任されました。三井氏は、三井薬品株式会社代表取締役、医療法人理事長等の経験を有して代議士となられ、これまで、衆議院厚生労働委員会筆頭理事など、厚生労働行政のエキスパートとして活躍されてきました。本会として、同じ薬剤師の資格を有する三井氏が厚生労働大臣に就任されましたことは歴史的なことであり大変誇らしく、今後の厚生労働行政のさらなる発展のため、そのリーダーシップを遺憾なく発揮されるものと期待しております。
同時に、約1年にわたり厚生労働行政に大変なご尽力をされてきた、小宮山洋子前厚生労働大臣に心より敬意を表するものであります。
文部科学省においても、新たに田中眞紀子氏が大臣に就任されました。薬学教育六年制は、本年、最初の卒業生が社会に巣立つなどその緒についたばかりであり、また、学校薬剤師による薬物乱用防止・ドーピング防止活動等の社会的な必要性も高まっております。本会では、引き続き文部科学省と連携して、薬学教育・学校薬剤師活動等の発展に努力していきたいと考えております。
新内閣におかれては、国民の安全・安心のため、一丸となって各種医療政策などに取り組まれることを期待しますとともに、本会では今後とも、国民の健康のため、厚生労働行政・薬学教育等の展開などを注視し、薬剤師の視点で国の政策に意見等を示して参りたいと思います。
2012/10/04(木) 15:46