日本医師会が医療基本法制定で12月にシンポジウム
日本医師会は、9月26日の定例記者会見で、「医療基本法(仮称)制定に関するシンポジウム」を12月22日14時~16時30分に日本医師会館大講堂で開催することを発表しました。
医療に関する基本法を制定すべきとする議論は、日本医師会が昭和43年に公表した「医療基本法第一草案」および平成24年3月にとりまとめられた医事法関係検討委員会報告書においても一貫して述べられています。
同様の議論は、近時、患者の権利法制定をめざす市民団体や、医療政策に関する研究グループ等からも相次いで示され、これに関するシンポジウムも各所で開催されていますが、医療提供者側からの情報発信は未だ十分とは言えません。
本シンポジウムは、このように議論が活発になりつつある医療基本法制定に関する問題について、日本医師会の主催のもとに、国会議員や政策担当者も交えて意見交換し、医療提供者と患者の信頼関係を強固なものとする医療基本法の制定をめざすものです。
次第(予定)は次の通りで、対象は一般公募および医師会関係者です。
<第一部>
開会挨拶 横倉義武会長
報告 ・小西洋之(参議院議員・医療基本法議員連盟)
・大井利夫(日本病院会顧問・医事法関係検討委員会
副委員長)
・伊藤雅治(全国社会保険協会連合会理事長・患者の声を医療政策に反映するあり方協議会副代表世話人)
・ 田中秀一(読売新聞東京本社論説委員)
<第二部>
指定発言・古川俊治(参議院議員)
・厚生労働省担当者(依頼中)
総合討論
総括 羽生田俊副会長
(進行) ・鈴木勝彦(静岡県医師会長・医事法関係検討委員会
委員長)
・今村定臣常任理事
2012/09/26(水) 17:06