臓器移植者スポーツ大会・国際交流スポーツ大会開催 ノバルティスが特別協賛
ノバルティス ファーマが特別協賛する、臓器移植を受けた子どもによる国際交流スポーツ大会「第8回ノバルティス ギフト・オブ・ライフ カップ」が、9月15日と16日、神奈川県藤沢市の神奈川県立体育センターを主会場に、「第21回全国移植者スポーツ大会」の一環として開催されました。
「全国移植者スポーツ大会」は、臓器移植の一般への理解促進や臓器移植者のQOL向上、いのちの贈りもの(ギフト・オブ・ライフ)を与えてくれたドナーとその家族の方への謝意などを目的に、1991年以来、毎年全国を巡回して開催している国際スポーツ大会です。「ノバルティス ギフト・オブ・ライフ カップ」は、同大会の12歳以下の子どもたちを対象とした部門として2005年より開催しており、今回で8回目を迎えました。
本年は、「全国移植者スポーツ大会」および「ノバルティス ギフト・オブ・ライフ カップ」合計で113名が参加、そのうち臓器移植者が58名(それぞれ45名、13名)、移植者の家族・ドナー家族・移植希望者などが55名(それぞれ50名、5名)でした。
「ノバルティス ギフト・オブ・ライフ カップ」の参加者18名の内訳は国内14名、韓国2名、タイ1名、ベトナム1名。臓器移植者58名の内訳(カッコ内はノバルティス ギフト・オブ・ライフ カップの人数)は心臓12名(8名)、肝臓7名(3名)、腎臓34名(2名)、肺2名、心臓と肺1名、すい臓1名、骨髄1名。
12歳以下の子どもたちは、25m走/50m走、立ち幅跳び、フリスビー投げなどの陸上競技や、ボウリング、水泳、ダーツの計6種目(7競技)に挑戦し、成績に準じてそれぞれ金・銀・銅メダルが授与されました。MVP(最も優秀な成績を収めた選手)、MIP(最も印象に残った選手)それぞれ1名が受賞しました。
2010年7月改正臓器移植法が施行され、本人の意思表示がない場合でも家族による承諾で臓器提供が可能になり、15歳以上という対象年齢の制限もなくなりました。日本国内でも既に2例、15歳未満からの臓器提供による移植手術が行われています。
日本移植者スポーツ協会とノバルティス ファーマは、移植者が元気にスポーツに取り組む姿を通じて、移植医療の素晴らしさを広く啓発することが臓器移植の理解促進につながるという認識の下、2005年以来、毎年この大会を開催しています。