matsuda's blog

平成23年調剤医療費の動向発表 厚生労働省

厚生労働省は、824日、平成23年調剤医療費の動向を発表しました。

厚生労働省では、毎年、調剤医療費の動向及び薬剤の使用状況等を把握するため、「最近の調剤医療費(電算処理分)の動向」調査を実施しています。このほど、「最近の調剤医療費(電算処理分)の動向~平成23年度版~」の結果がまとまったため公表したものです。

調査結果のポイントは次の通りです。

       平成23年度の調剤医療費(電算処理分)65,133億円、対前年度同期比(伸び率)7.9%で、処方せん1枚当たり調剤医療費は8,427円(伸び率5.5%)であった。

その内訳は、技術料が16,435億円(伸び率+3.3%、構成割合25.2%)、薬剤料が48,590億円(+9.5%74.6%)、後発医薬品が4,203億円(16.1%)、特定保険医療材料料が108億円(6.1%0.2%)であった。

       処方せん1枚当たり調剤医療費を年齢階級別にみると、年齢とともに高くなり、75歳以上は10,541円と、0歳以上5歳未満の3,206円の約3倍となっている。

       内服薬の処方せん1枚当たり薬剤料の伸び率は+7.0%

「処方せん1枚当たり薬剤種類数の伸び率」「1種類当たり投薬日数の伸び率」「1種類1日当たり薬剤料の伸び率」に分解すると、各々+0.0%、+3.0%、+3.9%となっている。近年、「1種類当たり投薬日数」の伸び、及び「1種類1日当たり薬剤料」の伸びが内服薬の処方せん1枚当たり薬剤料の増加につながった。

       平成23年度後発医薬品割合は薬剤料ベースで8.7%(伸び率+0.5%、最高値3月の9.2%)、数量ベースで23.3%(伸び率+0.9%、最高値2月の23.3%)、後発医薬品調剤率は48.6%(伸び率+0.9%、最高値2月の50.6%)であった。

都道府県別にみると、薬剤料、数量ベースともに沖縄県が最も高く、12.8%36.3%となっている。一方、薬剤料ベースでは徳島県が最も低く6.4%、数量ベースでは秋田県が最も低く18.7%となっている。対前年度差については、薬剤料、数量ベースともに島根県が最も高く、+1.5%、+2.6%であった。一方、薬剤料ベースでは、宮城県の+0.2%、数量ベースでは青森県の+0.2%が最も低かった。

 

http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/database/zenpan/cyouzai_doukou_yougo.html#link02

2012/08/27(月) 16:03