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厚生労働省が平成24年度老人保健健康増進等事業採択 日本薬剤師会発表

日本薬剤師会は、83日、厚生労働省平成24年度老人保健健康増進事業採択を発表しました。

日本薬剤師会では、厚生労働省平成24年度老人保健健康増進事業(老人保健事業推進費補助金)の国庫補助を申請し、採択の通知を受理しました。

事業名は「居宅療養管理指導及び訪問薬剤管理指導のあり方に関する調査研究事業」で、居宅療養管理指導及び在宅患者訪問薬剤管理指導を活用することによるコンプライアンス向上及び減薬やADL改善・維持等の効果の検証を目的とするものです。

この目的を達成するため、以下の2つの調査研究を実施し、その結果を取りまとめます。

(1)居宅療養管理指導等による薬剤師の介入効果に関する調査研究:居宅療養管理指導等が利用されることによる効果を検証することを目標とする。

 薬剤師の介入による効果には、介入後すぐに効果が期待されるもの(コンプライアンス向上や減薬や後発医薬品への切り替え等の処方の提案など)と、介入後数ヶ月程度経過してから効果が期待されるもの(ADLの改善・維持や多職種の業務の軽減など)2種類があることを想定し、①介入前、②介入直後、③介入3ヶ月後、の三つの時点において利用者(患者)の状態像を把握し、薬剤師の介入効果を検証する。

(2)居宅療養管理指導等を実施する上での課題に関する調査研究:薬局(訪問薬剤管理指導の届出を行っていない薬局を含む)を対象に、居宅療養管理指導等に取り組む上での課題とその解決の方向性を具体的に整理することを目標とする。

 なお、日薬の先行調査により、訪問応需が困難な理由として、「業務多忙」と「無菌調剤の設備の不足」があることを捉えている。本調査研究では、こうした先行調査の結果を踏まえ、より具体的な課題の抽出とその解決の方向性を整理する。

 

http://www.nichiyaku.or.jp/

 

2012/08/07(火) 16:04