日本医師会が女性医師バンク運用状況について発表
日本医師会は、7月25日の記者会見で、女性医師支援センター事業について、女性医師バンク運営状況を発表しました。
女性医師支援センター事業は、1.女性医師バンクによる就業継続、復帰支援(再研修を含む)、2.女子医学生、研修医等をサポートするための会、3.各都道府県医師会での女性医師相談窓口の設置促進、4.各都道府県医師会の女性医師支援についての情報交換・女性医師支援センター事業ブロック別会議の実施、5.医師会主催の講習会等への託児サービス併設促進と補助、6.女性医師のキャリア支援のためのDVD作成、7.女性医師支援サービスセンターのホームページ作成、8.「2020.30」推進懇話会の開催で、日本医師会女性医師バンクは平成19年1月30日に開設され、会員・非会員を問わず利用できます。求人・求職共に無料、現役医師がコーディネーターとして相談・マッチングにあたります。
2020.30は、平成22年12月、第3次男女共同参画基本計画が閣議決定され、この中で「社会のあらゆる分野において、2020年までに、指導的地位に女性が占める割合が、少なくとも30%程度になるよう期待する」という目標が改めて明記されるとともに、各分野の女性の積極的登用についての成果目標が掲げられました。
日本医師会においても、「女性一割運動」という成果目標を掲げて積極的改善措置(ポジティブ・アクション)に関する取り組みを進めていくこととしています。
<女性医師バンク運営状況(平成24年6月末日現在)>
◇ 求職登録者数:246名(延べ646名)
◇ 求人登録施設数:1,384施設(延べ1,566施設)
◇ 求人登録件数:918件(延べ3,743件)
◇ 就業実績:319件(就業成立302件、再研修紹介17件)
<医師会主催の講習会等への託児サービス併設促進と補助>
各医師会が主催する講習会、講演会、研究会等に託児サービスを併設するための費用を補助し、育児中の医師に対して学習機会を確保することにより、勤務継続及び復職の支援を行う。
利用実績(利用医師会数、利用者数=子どもの数)
平成21年度:14医師会、102人
平成22年度:20医師会、231人
平成23年度:20医師会、174人