JAXA等と連携し災害時の情報共有デモンストレーション 日本医師会の災害対策
日本医師会は、7月5日、「日本医師会の災害対策2012'~都道府県医師会救急災害医療担当理事連絡協議会~」について発表しました。
7月26日13時~16時に日医会館で開催するもので、1.災害時の非常時通信デモンストレーション、2.災害医療に関する講義、3.JMAT活動報告、4.全体協議が行われますが、災害時の非常時通信デモンストレーションでは、JAXA(独立行政法人宇宙航空研究開発機構)との連携、クラウド・コンピューティングによる情報共有が行われる予定です。
デモンストレーションは次の通りです。
テーマ:災害時の情報共有(被災地と全国)
シナリオ1
・ 札幌市に災害が発生し、情報通信、インターネットが途絶したと想定。
・ JAXAの衛星「きずな」により、北海道医師会、埼玉県医師会、日本医師会がTV会議。JMATの派遣を決定。
シナリオ2
・ 東京で大震災が発生し、日医会館も被災し、機能が停止したと想定。
・ 北海道医師会、埼玉県医師会、日本医師会がTV会議。
・ 三者間の協定に基づき、日医の情報連絡窓口・機能を北海道医師会、埼玉県医師会に移管。
● JAXAとの連携
・ 研究開発衛星「きずな」(超高速インターネット衛星)を利用
・ 日医会館、北海道医師会、埼玉県医師会に専用アンテナを設置
・ 災害時を想定したTV会議、被災地の情報共有などのデモンストレーションを実施
● クラウド・コンピューティングによる情報共有
・ 東日本大震災時、福島県新地町にて、福岡県医師会JMATがクラウドによる派遣元と被災地との情報共有を実施
・ 連絡協議会でも、クラウド・コンピューティングを利用して、被災地の情報を共有するデモンストレーションを実施
・ 手段は、JAXAの「きずな」によるインターネットを利用