matsuda's blog

ファイザーが心とからだのヘルスケアに関する市民活動・市民研究支援

ファイザー株式会社は、611日から「ファイザープログラム~心とからだのヘルスケアに関する市民活動・市民研究支援」の第12回新規助成の募集を開始します。

このプログラムは、革新的な医薬品を開発するという製薬企業の本業だけでは解決できないヘルスケアに関する社会的課題に取り組んでいる市民活動・市民研究を支援することによって、より良い社会づくりに貢献しようと、20009月に創設したプログラムで、公的資金が得にくい活動を支援することや、3年間の継続助成制度、人件費や家賃・光熱費などの事務局経費を助成金費目にするといった、他に例を見ないユニークな特徴を備えた助成プログラムです。

助成金は、1件当たり上限300万円。今年度の総額は1,800万円、10件程度の助成を行う予定です。助成期間は201311日から1231日までの1年間に実施されるプロジェクトを対象とします。

助成の対象となるプロジェクトは、下記の3つの重点課題について市民団体が行う市民活動および市民研究で、これらの重点課題以外でも、特に市民団体が行うことが重要と思われるヘルスケアに関する課題については、選考委員会で高い評価を受ければ助成対象となります。

 

1.中堅世代の人々(主に304050歳代)の心身のケアに関する課題

社会で重要な役割を担っている人々が、自他ともに生き生きと充実した社会生活を可能とするような取り組みで、仕事や家庭などが原因で心身の疾患や依存症を抱える人たちのケア、難病・長期疾病にある人たちのケア、事故や病気などで中途障害を抱える人たちのケア、またはその家族をケアする試みを含みます。

 

2.心身のケアを得ることが困難な人々の健康の保障に関する課題

 社会制度が不十分なため、あるいは社会制度を十分に利用できないため、その他、生活上の困窮のため、国籍上の問題のため、差別や偏見の状態にあるためなど、さまざまな状況のために健康な生活が営めない人々が、社会との関係をもちながら健康に暮らせることを可能にするような取り組み。

 

3.上記各課題の解決に関連した、ヘルスケアを重視した社会の実現に関する課題

 上記1、2の課題に直接的に対応するだけでなく、それらに関連したヘルスケアの問題を発見し、その根本的な原因を明らかにするための取り組み、または、そのような問題の発生そのものを防止するような制度や施策の実現に向けた取り組みや、これまでの活動成果を普及するための取り組み。

 

ファイザープログラムは、特定非営利活動法人市民社会創造ファンドの企画・運営協力のもと、ファイザー株式会社が実施しており、これまでの12年間で、新規助成・継続助成合わせて274件のプロジェクトに総額52,555万円を助成しました。

 

http://www.pfizer.co.jp/pfizer/index.html

2012/05/23(水) 12:04