matsuda's blog

調剤システム処方IF共有仕様の権利を福岡県薬剤師会から日本薬剤師会に移管

日本薬剤師会は、510日の記者会見で、福岡県薬剤師会「調剤システム処方IF共有仕様(NSIPS)」の日本薬剤師会への権利移管について発表しました。

「調剤システム処方IF共有仕様(NSIPSNew Standard Interface of Pharmacy-system Specification)」は、調剤鑑査システムや錠剤・散薬全自動分包機等の調剤システムを連動させるための共有仕様であり、平成17年に福岡県薬剤師会が策定し、今日まで維持・管理しています。

調剤システムは各社独自の仕様で連動・動作しているものが多く、異なるメーカーの調剤機器を接続させるためには複雑な仕組みが必要となり、高コスト化にも繋がっています。一方、NSIPSは共通の仕様であることから、異なるメーカーであっても連動が可能となり、調剤機器の新規導入や変更等が容易となります。平成2312月末時点で、NSIPSは大手調剤機器メーカーを含む60社の機器に実装されており、この種の規格としては、既に事実上の標準となっています。

これに関して、日本薬剤師会と福岡県薬剤師会で意見交換を行った結果、今後のさらなる発展のため、本仕様の権利を日本薬剤師会に移管することが望ましいとの結論に達し、両会でも承認が得られたことから、本年41日付でNSIPSの著作権を福岡県薬剤師会より日本薬剤師会へ移管しました。

このことに関して、425日付で46都道府県薬剤師会会長宛に報告しています。

 

http://www.nichiyaku.or.jp/

 

2012/05/11(金) 10:29