厚生労働省が4月からがん対策・健康増進課を設置
3月16日、厚生労働省組織令の一部を改正する政令が閣議決定されました。これにより、平成24年4月1日から、厚生労働省健康局に「がん対策・健康増進課」を設置します。今回の課の設置は、省内の組織を再編して行うものです。これにより、がん対策や生活習慣病予防などをより強力に推進していく体制を確立します。
がん対策・健康増進課は、現在、健康局総務課に設置されているがん対策推進室、生活習慣病対策室、地域保健室、保健指導室を再編し、新たに課とするもので、約50名の体制で発足します。
これにより、
・ がん対策の総合的かつ計画的な推進
・ 生活習慣病の予防などを目的とした栄養改善・食生活指導、保健指導
などの健康増進のための施策の確保
・ 地域保健対策の推進
など、施策相互の連携を図りながら、より強力に推進していく体制を確立します。
現在、策定に向けて準備を進めている「次期がん対策推進基本計画」、「次期国民健康づくり運動プラン(健康日本21)」については、相互に連携し、それぞれの計画に基づく取り組みがより充実したものとなるよう、努めていきます。
また、国際的にもがん、循環器疾患、糖尿病などの非感染性疾患(Non Communicable Diseases、NCD)に対する包括的な取り組みが求められているため、がん対策・健康増進課では、個人の自主的な予防策の実行に加えて、社会政策としての健康づくり対策を強化し、その実現に向けた施策を推進する方針です。
2012/03/16(金) 14:06