matsuda's blog

子どもの受動喫煙防止啓発シンボルマークコンテスト受賞作品決定 ファイザー

ファイザーは、17学会禁煙推進学術ネットワークの後援を得て、昨年末に募集した「子どもの受動喫煙防止啓発シンボルマーク」コンテストの受賞作品を決定しました。

喫煙による健康被害はよく知られていますが、タバコを吸わない周囲の人々への影響については、マナーの問題として捉えられてしまう傾向にあります。公共施設の受動防止喫煙防止策は、2010年の神奈川県の受動喫煙防止条例にはじまり、兵庫県など各自治体でも進められています。しかしながら、路上や公園、飲食店、ショッピングセンターなど、実際には禁煙化されていない場所はまだ多く存在し、子どもの受動喫煙を懸念する母親の声が高まっています。

そこで、ファイザーでは、子どもをタバコの煙から守るために「子どもの受動喫煙防止啓発シンボルマーク」を全国より募集(募集期間:20111121~125)しました。その結果、327点の作品が寄せられ、1次・2次審査を経て、子どもを持つ母親および妊婦さん5,447名の投票により受賞作品が選ばれました。

受賞作品は赤ちゃんをモチーフにして「すいたくないよ。」と訴えるもので、受賞者は東京都・井桁聖さんです。

また、審査にご協力いただいた母親および妊婦さんにアンケート調査(協力:日本最大級の女性クチコミサイト「ウィメンズパーク」とベネッセコープレーション)を行ったところ、1,030人の回答があり、「妊娠中または、子どもと一緒にいる時に、タバコの煙によって不快な思いをしたことがある」と回答した人は93.7%(965)、タバコの煙で不快な思いをした時に、「移動する、その場を離れる」人は82.5%(796)いることが明らかになりました。

アンケートの調査結果を受けて、受動喫煙防止の啓発に取り組まれている兵庫県立尼崎病院院長・兵庫県立塚口病院院長・17学会禁煙推進学術ネットワーク委員長の藤原久義先生は、「幼い子どもは、自分自身で健康管理を行うことはできません。子どもに与える健康被害の1つに受動喫煙がありますが、そのリスクについて正しく理解していない大人が多いことは非常に残念に思います。街中や公園等で、子どもの受動喫煙防止のために『吸わないで下さい』と言えないお母さんや妊婦さんに代わり、このシンボルマークが果たすことを期待します。」と述べています。

ファイザーでは、今後展開する受動喫煙防止啓発キャンペーンのウェブサイト、また一般の人々に配布する冊子およびキータグなどにシンボルマークを活用し、受動喫煙防止に貢献していきます。

なお、2008年に開設した、禁煙にチャレンジしたい喫煙者の禁煙治療をサポートするウェブサイト「すぐ禁煙.jp(http://www.sugu-kinen.jp)」内に受動喫煙防止を啓発するキャンペーンのページを立ち上げ、本サイトを通じ、受動喫煙による健康リスクについて、一般の人々の理解促進および認知向上を図ります。

また、シンボルマークが印刷されたキータグを制作し、母親、妊婦さん等を対象に保健所や両親教室等の公的な場を通じて配布予定で、携帯やかばんなど身近な物に身に着けていただくことで、「タバコを止めて」と言葉にしなくても子どものために意思表示しやすい環境づくりに貢献します。

さらに、十文字学園女子大学人間生活学部幼児教育学科教授齋藤麗子先生に監修いただき、受動喫煙防止を啓発する冊子を作成。医療機関への設置や各種啓発イベントを通じて配布し、受動喫煙のリスクを分かりやすく伝えていくほか、受動喫煙防止の啓発ポスターおよびチラシを制作し、全国の医療機関や自治体に提示を依頼します。

 

http://www.pfizer.co.jp/pfizer/index.html

2012/02/27(月) 16:04