matsuda's blog

県立こども病院建替整備基本計画を策定 兵庫県が発表

兵庫県は、216日、「県立こども病院建替整備基本計画の策定」を発表しました。

兵庫県立こども病院(神戸市須磨区高倉台)は、疾病構造の変化や医療ニーズの変化を始め施設の老朽化、狭隘化に伴い、診療機能や医療連携、施設面で新たな課題が顕在化してきたことから、建替整備を行うこととしました。

平成239月に策定した「県立こども病院建替整備基本構想」をもとに、新病院が今後担うべき役割を適切に果たすために必要な整備内容や医療提供体制を具体化したうえで、総合事業等審査会の答申も踏まえ、「県立こども病院建替整備基本計画」を策定しました。

今後、本計画に基づき、より質の高い医療を提供できる安全で安心な病院の実現を目指し、着実に整備を進めていくこととしています。

 

整備場所は神戸市中央区港島南町1丁目(ポートアイランド) (面積:約26,000)で、延床面積は約35,000㎡、病床数は290床、概算事業費は21,323百万円です。

主な診療機能等は、

①県内唯一の小児専門病院として、1次・2次医療機関では対応困難な高度専門・特殊医療を提供

②総合周産期母子医療センターとして、1次・2次医療機関では対応が困難なハイリスクの妊婦や胎児、新生児に対する高度専門医療を提供

③小児救急医療センターとして、1次・2次医療機関での対応が困難な重症患者に対し、小児3次救急医療を提供

④人工呼吸器管理等が必要な長期入院患者が在宅で療養できるよう在宅療養支援部門を整備し、家族支援を強化

⑤小児医療、周産期医療のマグネットホスピタルとして、若手医療従事者を確保・育成

を掲げています。

 整備は、平成24年度~25年度に基本設計・実施設計を行い、25年度~27年度に建設工事、平成27年度に開院の予定です。

 なお、現病院は、厳しい財政状況を踏まえ、資産の有効活用を図ることとし、原則として、現有の土地・施設が一体として有効に活用される相手先に譲渡することとしています。

 

http://web.pref.hyogo.jp/cgi-bin/press/press.cgi

2012/02/21(火) 12:39