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「医療先進都市大阪」を目指し予算化 お薬手帳の電子化も 大阪府24年度当初予算案公表

大阪府は、216日、平成24年度当初予算案を公表しました。予算規模は、一般会計3,019,200百万円(前年度比93.1%)、特別会計945,521百万円(前年度比91.5%)、合計3,964,721百万円(前年度比92.7%)です。

予算の主な項目は、◇世界をリードする大阪産業、◇水とみどり豊かな新エネルギー都市、◇ミュージアム都市大阪、◇だれもが安全・安心ナンバーワン大阪、◇教育・子育て日本一大阪、◇「大阪の再生」に向けた大阪府・市の戦略方針の一本化、◇地方分権改革の推進、◇その他となっています

この中で、「だれもが安全・安心ナンバーワン大阪」には「医療先進都市大阪」が盛り込まれています。その内容は次の通りです。

 

<医療先進都市大阪>

     救急医療体制の充実5,815,121千円

     救命救急センター体制整備事業費555,841千円

     府立救命救急センターの運営3,355,708千円

     ドクターヘリの運用177,078千円

     救急医療情報システム整備運営事業費467,543千円

     周産期医療体制整備事業費1,036,701千円

     小児救急医療体制整備事業費222,250千円

     がん診療連携拠点病院機能強化事業費142,096千円

     府立成人病センターの整備154,029千円

     府立精神医療センターの再編整備9,004,690千円

     地域医療再生基金事業(3次医療圏)1,245,437千円

     救急医療体制のさらなる充実573,464千円

     周産期医療体制のさらなる充実314,790千円

     感染症対策のさらなる充実99,626千円

     お薬手帳の電子化49,314千円

 

「府立成人病センターの整備」は、センターの建替え整備を進めるため、地方独立行政法人大阪府立病院機構が委託するPFI事業者の選定や最先端がん医療施設の調査・検討に要する経費の一部を負担するとともに、府警本部(240台分)と府立成人病センター(200台分)の合築による立体駐車場整備のため、基本設計及び測量・地質調査を実施。

新分館12号館等の撤去工事や、擁壁改修の実施設計等を行うとともに、大手前地区の成人病センター移転予定地の府有地と現成人病センター敷地の地価を把握するため土地の鑑定調査等を実施。

 

 また、「お薬手帳の電子化」は、お薬手帳を電子化し、府域全域で患者の服薬情報が確認できる体制を整備するもので、国の「経済危機対策」において創設された「地域医療再生臨時交付金」を受けて平成22年度に設置した「大阪府地域医療再生基金」を活用し、医薬品の重複投薬による健康被害の防止や災害時にも活用された「お薬手帳」を電子化し、府域全域で患者の服薬情報を確認・共有できる体制を構築し、医療連携機能の強化を図ることを計画しています。

 具体的には、府域全域で府民の服薬情報等の確認ができるようにするため、①電子版お薬手帳データベースの導入・移行、②府内薬局への教育訓練、③府民へのメディアを活用した広報、④バナー広告等によるDB維持管理費の捻出 の事業を行うこととしています。

 

http://www.pref.osaka.jp/

2012/02/17(金) 12:45