日本人の「痛み」実態調査 第一三共ヘルスケアが実施
第一三共ヘルスケアは、頭痛への適切な対処法を啓発することを目的とし、全国の男女800名を対象に「痛み」に関する実態調査を実施。2月1日にその結果を発表し、「多くの生活者が頭痛によりQOLが低下している一方、痛みへの対処法や鎮痛薬に対する誤解などから、痛みに適切に対処できていない傾向にあることが示されました。」と明らかにしました。
調査は2011年12月9日~12月12日に、インターネット調査により、全国の20~59歳の男女800名を対象に実施され、「頭痛やその対処法への認知率は低く、約7割が痛みを我慢」と発表しています。
主な調査結果の以下の通りです。
Ⅰ.頭痛の実態
・ 頭痛を感じる頻度は、約4人に1人(26.3%)が週1回以上。
・ 約3人に1人(34.8%)が、自分は「頭痛持ちだと思う」と認識。
・ 頭痛時の鎮痛薬の服用については、約8割(79.3%)が「できる限り服用しない」「我慢できない痛みの時に服用する」「痛みが強くなってきたら服用する」のいずれかで、痛みを我慢する傾向が顕著。
Ⅱ.痛みによるQOL(生活の質)の低下
・ 頭痛によって失っていると思う1日あたりの時間は、平均2時間29分。
・ 頭痛を解消するために払ってもよいと思う金額は、1時間あたり平均1,227円。
・ 痛みにより、口数や明るさ、笑顔、前向き思考、優しさなどがいずれも半減すると回答。
Ⅲ.痛みへの意識と理解
・ 約8割(78.4%)が「日本人は痛みを我慢する国民性」と回答。実際、「痛みを我慢し、いつもと同じように振る舞う」人が約7割(68.3%)。
・ 頭痛やその対処法について、8割以上(84.8%)が「詳しくない」ことを自覚。
・ 痛みを我慢することに伴う弊害について、約8割(78.6%)が認知せず。
・ 「痛みが本格的になってから鎮痛薬を服用しても効果的ではない」ことを、約3人に2人(67.3%)が認知せず。
・ 頭痛頓挫薬(鎮痛薬など)の過度な服用による「薬物乱用頭痛」の意味を8割以上(83.2%)が誤解。
http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/