matsuda's blog

輸注記録に安否確認を追加 大規模災害時のSOSに迅速に対応 ノボノルディスクファーマなど

ノボノルディスクファーマは、セコムトラストシステムズから技術支援を得て、血友病患者さんのための注射の記録を行うシステム「ゆちゅレコ」(輸注記録サービス)に、大規模災害時に利用できる安否確認機能を追加し、1213日から「ゆちゅレコ」あんぴ+(プラス)のサービスを開始しました。安否確認機能は血友病領域では初めてです。

本システム開発の背景には、311日に発生した東日本大震災後、大規模災害時に患者さんの安否を迅速に把握できるシステムの必要性が浮き彫りになったことが挙げられます。開発に当たっては、昨年6月からサービスが開始されている輸注記録サービス「ゆちゅレコ」の主な機能の1つである、利用者間での記録の閲覧やメッセージの交換ができるフレンド機能を利用し、新たな情報登録をすることなく、いつもの「ゆちゅレコ」を使い災害時の安否確認をできるようにしました。また、「緊急の書き込み」とは別に、「連絡やその他」の書き込みも設け、日常でも使うことができるようにして、災害時に使い方に困らないことが期待されます。

「ゆちゅレコ」あんぴ+(プラス)での安否確認の特徴

     「かんたんログイン機能」を使って簡単な操作(最短3クリック)で現在の状況を回答できます。

     「フレンド」として登録した家族や友人知人に安否確認のメッセージを一斉に送信でき、個別に返信を受けられます。

     回答状況は一目でわかるように一覧表示して情報共有できます。

     輸注記録を入力中など「ゆちゅレコ」の操作中に安否確認のメッセージを受け取ったら、「緊急の書き込みがあります!」とお知らせ表示されます。

ノボノルディスクファーマは、血友病治療およびケアにコミットし、患者さんの生活をより良い方向に変えていくためのサポートchanging possibilities in haemophiliaキャンペーンを推進しています。

なお、「ゆちゅレコ」は、患者さんご自身の注射の記録を、ID・パスワードで管理された携帯電話やインターネット上で登録し、蓄積した情報はカレンダーや統計グラフとしてみることができるサービスです。開発に当たっては、既に国内で約3,000社、300万人の利用実績があり、重要施設の災害連絡システムや地域防災連絡システムにも利用され運用実績も十分な大規模災害対策サービス「セコム安否確認サービス」のサービス基盤を利用しており、地震などの災害時でも安心して使えます。また、記録データはセコムトラストシステムズのデータセンターで厳重に管理され個人情報管理も徹底しています。

 

http://www.novonordisk.co.jp/documents/home_page/document/index.asp

2011/12/20(火) 12:36