日本の医療を守るための総決起大会開催 国民医療推進協議会
国民医療推進協議会は、12月9日、「日本の医療を守るための総決起大会」を開催しました。
国民医療推進協議会は、平成16年10月、「国民の健康の増進と福祉の向上を図るため、医療・介護・保健および福祉行政の強化をめざし、積極的に諸活動を推進すること」を目的に、日本医師会が各医療関係団体等に呼びかけ、発足。現在、東日本大震災からの被災地域の早期復興を願い、持続可能な社会保障体制の確立を求める一方、国民皆保険制度の崩壊に繋がる医療への株式会社の参入や、受診時定額負担の導入などさらなる患者負担増に反対する国民の声を政府に届けることを目的とした"日本の医療を守るための国民運動"を展開しています。
大会では、医師会・歯科医師会・薬剤師会の代表による趣旨説明や決意表明が行われ、決議が採択されました。なお、受診時定額負担反対の署名は773万2801人に達しています。
決議は次の通りです。
このたびの東日本大震災は、未曾有の出来事であり、被災地の一日も早い復興を願うものである。
このような時こそ、明日の安心を約束する持続可能な社会保障体制を守ることが必要である。
今、患者にさらなる負担を求める受診時定額負担の導入を進める動きがある。
また、TPP交渉のなかで、公的医療保険が対象となれば、医療の市場化を招く事態が強く懸念される。
これらはいずれもわが国の優れた公的医療保険制度を崩壊へと導くものである。
われわれは、だれもが等しく医療を受けられる国民皆保険を、これからも断固守り続けていく。
2011/12/13(火) 11:27