アストラゼネカと塩野義製薬が動脈硬化性疾患発症抑制啓発キャンペーン
アストラゼネカと塩野義製薬は、10月31日から、一般市民を対象とした動脈硬化性疾患発症抑制のための啓発キャンペーンを全国展開しています。3年目となる今回のキャンペーンでは、「コレステロールに要注意」をテーマに、自覚症状のないまま進行する動脈硬化の危険性と、動脈硬化性疾患の予防のためのコレステロール管理の重要性についてテレビコマーシャル、ウェブサイト、新聞などのメディアを通じて訴えていきます。
動脈硬化とは、血管の内側に余分なコレステロールなどがたまり、プラークと呼ばれるコブを作り血管が狭くなったり、弾性がなくなったりする状態を指します。動脈硬化は自覚症状のないまま進行し、ある日突然、心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患を発症するため、サイレントキラー(静かなる殺し屋)とも言われています。心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化を背景とする病気により、日本人の約4人に1人が亡くなっています。
動脈硬化の進行は自覚症状がないため、動脈硬化性疾患の発症を未然に防ぐためには、コレステロールの管理が重要です。近年、動脈硬化の危険因子であるLDL(悪玉)コレステロールが一般にも広く知られるようになりましたが、自身のLDLコレステロール値を把握されている方は多くはありません。また、健康診断等でコレステロール値の異常が指摘されているにも関わらず、受診せずに放置されていることも多く、適切な治療を受けないまま疾患を発症し、亡くなるケースも見受けられます。動脈硬化性疾患を予防するためには、早期に受診し、必要に応じて適切な食事療法や、運動療法、薬物治療を行うことが重要です。
両社は、今回のキャンペーンを通じて、動脈硬化の危険性と、その予防のためのコレステロール管理の重要性を広く知っていただき、必要な患者さんに適切な治療を受けていただくことで、動脈硬化性疾患の予防と治療に貢献していきます。
ビジュアルコンセプトは、テレビの情報番組で「コレステロールの異常と動脈硬化」について解説していた司会者が、突然、心筋梗塞を発症する様子を表現しています。動脈硬化は自覚症状のないまま進行することや、他人事ではないことを表現するとともに、コレステロールに異常が認められる場合の早期受診の重要性を訴えかけます。
放送予定は10月31日から1ヶ月間です。