情報活動支援ツールとしてiPadを導入 大日本住友製薬
大日本住友製薬は、多機能情報端末「iPad(アイパッド)2」(アップル社製)約1,700台を、情報活動支援ツールとして営業本部のMR(医薬情報担当者)およびグループマネージャーなどに導入することになりました。
iPadの導入に当たっては、ソフトバンクテレコムおよびSCSKと連携し、各種運用環境を整備しながら2012年1月より営業本部傘下のCNS事業部および特定機能病院担当のMRから先行導入を行い、以後全MRへ順次導入を進めていきます。
同社は、MRに対し従来から配布しているモバイルPCに加え、2010年10月より「iPhone(アイフォーン)4」を導入することで、MRの情報対応力と業務効率の向上を図ってきました。今後、更にMRの医薬情報活動を強化するためには、起動性、視認性および携帯利便性に優れた多機能な情報支援ツールが必要であると判断し、軽量かつ高速画像表示、外部映像出力等の新たな機能を搭載したiPad2を導入することにしました。
同社は、今回MRに配布するiPadに、デジタルコンテンツ管理・配信プラットフォームとして「MR2GO-DMV」を、また医薬品の安全性に関する情報検索システムとして、医療従事者専用の「安心処方infobox HD」を採用することにより、MRの情報提供における迅速性および質の更なる向上を図り、MRを取り巻く様々な環境変化にいち早く対応していきたいと考えています。
iPadの活用方法は次の通りで、随時機能を拡大、強化していく予定です。
・ 同社製品の対面説明及びプレゼンテーション
・ 製品基本情報の閲覧(各種改定案内、添付文書、インタビューフォーム等)
・ 各種医薬品の副作用、相互作用の検索
・ 同社製品使用症例における安全性情報の確認
・ 各種研修及び自己学習 ほか
一方、既に配布しているiPhoneに関しても、MR用自己学習支援アプリの活用およびSFA(営業支援システム)の入力・閲覧への対応等により、更なる業務効率の向上に努めていきます。
同社は、iPhoneやiPadのようなスマートデバイスをMRの情報活動支援ツールとして有効活用すると共に、同社が運営する医療情報サイトとのコンテンツの連動等により、更なる顧客満足度の向上とMR業務の効率化を推進していきます。