11月にプロモーションコード理解促進月間展開 日本製薬工業協会
日本製薬工業協会(略称:製薬協)プロモーションコード委員会は、今年も11月を「プロモーションコード理解促進月間」とし、製薬協の内外に向けてプロモーションコードの理解促進活動を展開します。10月19日、同協会のホームページに掲載しました。
日本製薬工業協会は、研究開発志向型の製薬企業68社が加盟する任意団体で、1968年に設立され、「患者中心の医療の実現」をモットーとして、医療用医薬品の研究・開発を通じて世界の人々の健康・福祉に貢献しています。
製薬協は、医療用医薬品適正使用のため、プロモーションコードを制定し、適正なプロモーション活動に努めており、「プロモーション理解促進月間」は2001年より毎年実施、本年で11年目となります。
今年は、会員各社に向けては「公明正大なプロモーション活動」をテーマに、プロモーションコードの理解促進策を展開するように呼びかけています。また、統一ポスターを作成して会員会社に頒布するとともに、理解促進月間に関する会員各社間の情報交換の場も設けるなど、製薬協の会員会社が一体となって取り組んでいます。
対外的には、製薬協が適切なプロモーション活動に取り組んでいる状況を、製薬協ホームページ、製薬協ニューズレター等を通じて、患者さんや一般の方々、医療関係者の方々に紹介していきます。また、医療関係者への活動として昨年から始めた説明会時の資料に「プロモーションコードに則り作成した」旨を記載することの徹底をするとともに、新たな取り組みとしては、医療関係者向けプロモーションコードのパンフレットを作成し、説明会や講演会時の配布、医療機関への訪問時の配布を会員会社に呼びかけています。
プロモーションコードは、製薬企業が医療用医薬品の適正な使用と普及のためにプロモーションを実施する際に当然遵守すべき行動基準を明示し、会員会社がコードに則ったプロモーションを行うことを目的に制定されたもので、製薬協加盟の会員各社の合意に基づいて1983年に制定した業界の自主ルールです。さらに、プロモーションに関する世界的な規範である「医薬品のプロモーションに関するWHO倫理基準」や「IFPMA(国際製薬団体連合会)医薬品マーケティングコード」にも準拠しています。
なお、詳細は同協会ホームページのニュースリリース欄で確認できます。