受診時定額負担反対で署名運動実施 日本薬剤師会
日本薬剤師会は、10月19日、都道府県薬剤師会会長に対して、「受診時定額負担に反対する署名運動」の実施を依頼しました。
国民医療推進協議会は、「日本の医療を守るための国民運動」の一環として、受診時定額負担反対の署名運動を実施することになり、10月11日付で協議会参加団体に対して署名運動の実施を要請しましたが、日本薬剤師会は、国民医療推進協議会のメンバーとして反対の署名運動を実施しているものです。
要旨は次の通りで、都道府県医療推進協議会の一員として、医師会等関係団体と連携のうえ対応するよう要請しています。
受診時定額負担は、高額療養費制度の自己負担限度額の引き下げに必要な財源確保策として、政府の社会保障と税の一体改革成案に盛り込まれたもので、政府はその導入に向けた方針を強めてきております。受診時定額負担が導入されれば、我国が誇る国民皆保険制度により、すべての国民が公平な負担の下、必要な医療を受けることが出来る公的医療保険制度の根幹を脅かす事態に繋がることは明らかであり、これ以上の患者負担増に反対する国民の声を政府に届ける運動をさらに強力に推し進めるため、署名活動を実施することとしたものです。
なお、署名運動期間は10月12日~11月24日で、11月30日に集計することとしています。
2011/10/24(月) 16:26