チーム医療実証事業委託施設選定 厚生労働省
厚生労働省の第8回チーム医療推進会議は、10月12日に開催され、チーム医療推進方策検討ワーキンググループの検討状況などが報告されましたが、平成23年度チーム医療実証事業委託施設の選定について発表されました。
これは、チーム医療推進会議及びチーム医療推進方策検討ワーキンググループにおいて、チーム医療の取組の指針として取りまとめられた「チーム医療推進のための基本的な考え方と実践的事例集」を踏まえた取組を全国に普及させることを目指し、医療現場の関係者等の協力を得て、「チーム医療実証事業」として委託し、これらの取組によって提供可能となる医療サービスの安全性・効果等を実証することを目的として実施するものです。
6月1日に開催されたチーム医療推進会議において、本事業の実施方法等について会議の了解を得、同日に厚生労働省のホームページへ委託施設の募集要項等を掲示することにより6月30日までの期間で募集を実施しました。
応募施設は合計104施設200チームで、病院の400床以上が48施設108チーム、200~399床が24施設45チーム、20~199床が24施設39チーム、診療所等(薬局を含む)が8施設8チームです。
事業委託先の選定に当たっては、提出された申請書及び施設概要について事務局において厳正に審査し、①実施による効果(5点満点)、②評価方法(3点満点)、③取組の新規性(2点満点)の計10点満点で採点・評価を実施。この結果、原則として5点以上の評価となった68施設115チーム(1チーム実施44施設、複数チーム実施24施設)を事業委託施設として選定しました。病院の400床以上が34施設72チーム、200~399床が13施設18チーム、20~199床が15施設19チーム、診療所等(薬局を含む)が6施設6チームとなっています。
なお、薬局では、メディカルグリーンあゆみ薬局(連携施設:蔵の街診療所)、チューリップ薬局平針店(連携施設:三つ葉在宅クリニック等)が申請通り選定されています。2件はいずれも在宅分野です。