東日本大震災こころのケア支援プロジェクト ファイザーなどが展開
日本トラウマティック・ストレス学会とファイザーは、東日本大震災の被災地に向けた支援の一つとして、被災者へのPTSD(Post-traumatics Stress Disorder:心的外傷後ストレス障害)の治療を支援することを目的とした、「東日本大震災こころのケア支援プロジェクト」を7月から展開しています。ファイザーが10月6日に発表しました。
本プロジェクトは、日本トラウマティック・ストレス学会とファイザーが共催で、岩手県、宮城県、福島県のそれぞれの被災地において、トラウマケア(PTSD、うつ病など)の病態、診断、治療について医療従事者を対象に講演会を実施しています。また、本プロジェクトは、日本医師会と国立精神・神経医療研究センターの後援を得ています。
各地で医療従事者が必要としている情報に関して調査を実施したところ、被災地における医療従事者のニーズは様々であり、最も必要とされている情報は「被災者の心理的影響の基本的理解」であることが判明しました。
被災地の医療従事者が必要としている情報の上位5項目は、①被災者の心理的影響の基本的理解、②うつ病と自殺予防、③PTSDの診断と治療、④日常的にできる認知行動療法、⑤カウンセリングの進め方ですが、本調査結果を踏まえ、年内に約10回、2012年には約50回、各地の医療従事者のニーズに合わせた講演会を展開していきます。
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/index.html
2011/10/12(水) 15:20