厚生労働省が医療施設調査・病院報告を発表
厚生労働省は、10月4日、平成22年(2010年)医療施設(動態)調査・病院報告の結果を発表しました。
「医療施設(動態)調査」は、全国の医療施設(病院・診療所)の数や病床数、診療科目などの動向を把握するため、医療施設から出された開設・廃止などの申請・届出に基づく、都道府県・保健所設置市・特別区からの毎月の報告を集計しています。
また「病院報告」は、病院などの患者数や従事者数を把握するためのもので、医療施設(病院、療養病床を持つ診療所)からの報告を基に、1日の平均外来・在院患者数のほか、病床利用率や平均在院日数、職種別従事者数(医師、看護師、事務職員など)を集計しています。
調査結果のポイントは次の通りです。
Ⅰ医療施設(動態)調査
○医療施設・病床数
病院: 8,670施設・1,593,354床(前年比69施設減、8,122床減)
一般診療所:99,824施設・ 136,861床(前年比189施設増、4,956床減)
歯科診療所:68,384施設・ 124床(前年比287施設増、2床増)
○「小児科」を標榜する一般病院 2,808施設(前年比45施設減)
「産婦人科」または「産科」を標榜する一般病院 1,432施設(前年比42施設減)
Ⅱ病院報告
○病院の患者数
「1日平均在院患者数」 1,313,421人(前年比0.4%、5,202人増)
「1日平均外来患者数」 1,412,245人(前年比0.3%、4,600人減)
○病院の平均在院日数 32.5日(前年比0.7日の短縮)
○病院の常勤換算従事者数
医師: 195,368.1人(前年比2.2%、4,242.8人増)
看護師:682,603.9人(前年比3.4%、22,461.0人増)
○病院の人口10万人に対する常勤換算医師数 152.6人
都道府県別で最も多いのは高知県(221.6人)、次いで徳島県(204.7人)、最も少ないのは埼玉県(105.6人)、次いで千葉県(118.2人)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/10/