ニプロが株式交換でグループ会社を統合
ニプロは、9月29日開催の取締役会において、連結子会社であるニプロファーマと、ニプロジェネファ、ニプロパッチ及び東北ニプロ製薬とが、それぞれの臨時株主総会での承認を前提として、ニプロファーマを完全親会社、ニプロジェネファ、ニプロパッチ及び東北ニプロ製薬を完全子会社とする株式交換を行うことを決議しました。
ニプロは、「ニプロブランド」として、医療機器は国内外で広く使用され、世界をリードする人工透析関連をはじめ、技術力と品質は高い評価を得ています。また、医薬品分野でも各種キット製剤等により「着実に実績を伸ばし、ジェネリック医薬品・受託製造分野でも事業を展開していますが、医薬品業界は激動の時代を迎えており、とりわけジェネリック業界を取り巻く環境は、刻一刻と熾烈さを増しています。
ニプロファーマはジェネリック医薬品・キット製品・受託製造を3本柱とするニプロ医薬品事業の中核企業(旧菱山製薬)で、ニプロジェネファ(旧竹島製薬)はジェネリック医薬品製造・受託製造、ニプロパッチ(旧埼玉第一製薬)は医薬品開発支援・製造受託、東北ニプロ製薬(旧東北中外製薬)は医薬品受託製造専門会社ですが、グループの医薬事業にとって、競争優位性の確立は喫緊の課題であることから、新組織の下、経営資源の最適化、サプライチェーンの効率化を推進するとともに、2020年度医薬品事業売上高2,000億円の必達に向け、機動的な事業経営を実現していきます。
異動の方法は4社による株式交換方式で、資本金と発行株式は、ニプロジェネファが90,000,000円、25,970,240株、ニプロパッチが3,005,500,000円、377,000株、東北ニプロ製薬が4,010,000,000円、1,300株。23年3月期売上高は、ニプロジェネファ2,528百万円、ニプロパッチ4,871百万円、東北ニプロ製薬7,315百万円です。株式交換の相手先(株式交換完全親会社)はニプロファーマで資本金8,669,472,000円、発行済株式50,000,000株。株式交換は来年1月30日に契約を締結し、4月1日に実施の予定です。
http://www.nipro.co.jp/ja/index.php