ノバルティスが福島県相馬市の被災者の健康診断を支援
ノバルティスホールディングジャパンは、福島県相馬市が実施する東日本大震災で被災し、市内の仮設住宅や県の借上げ住宅等に入居している全ての人を対象とした健康診断を支援する。
長引く仮設住宅等での避難生活による生活習慣病の悪化や、ストレスや将来への不安から心の病を発症させてしまう恐れがあり、被災者の心身の健康が危惧されています。そのような中、相馬市では市内の仮設住宅や借上げ住宅等の居住者4,779名(9月16日現在)の健康診断を実施すべく検討を重ねていましたが、多額の費用を要し、かつ国・県の補助金を活用することが困難であることから民間企業に支援を呼びかけました。
ノバルティスホールディングは、この趣旨に賛同して相馬市に2,100万円の寄付を決定し、健康診断初日に当たる9月19日、相馬市役所に寄付金の目録贈呈を行いました。
本支援は、被災者の健康を守るため速やかに健康診断を実施する必要があった相馬市と、人々の命と健康に貢献することを理念とし、継続的な被災地支援を検討していたノバルティスホールディングの考え方が一致したことにより実現しました。なお、第1日の9月19日には、250名の被災者の方が健康診断を受けました。
健康診断は、9月19日から25日まで、仮設住宅の集会所など3ヵ所を巡回して行われ、被災者の健康状態を把握するとともに、今後の健康維持活動のために役立てられます。
因みに、東日本大震災におけるノバルティスの被災地支援は、①日本赤十字社への義援金1億円と医療用医薬品およびOTC医薬品の寄付、②マッチングギフトにより世界のノバルティス社員からの124万米ドル(約1億344万円)の募金に会社の寄付金を加えた248万米ドル(約2億688万円)が各国の赤十字社などの支援機関を通じて寄付(今回の相馬市への支援もこの中から行われました)、などです。