matsuda's blog

アストラゼネカががん患者・家族向け質問ガイド発行

アストラゼネカは、91日、がん患者さん・ご家族向けの「質問ガイド」発行を発表しました。

これは、国立がんセンターでがん患者さんを対象に行われた調査結果をもとに、がん患者さんやご家族が納得した治療を受けるための、医療者に対する質問例やポイントをまとめたものです。

がん患者さんが、自身の価値観や将来の生活への影響を考慮しながら納得して治療を受けるためには、医療者からの説明や情報を十分に理解した上で意思決定することが不可欠です。そのためには医療者とのコミュニケーションが重要で、患者さんやご家族にとっては医療者の説明を聞くだけではなく、説明を受ける前に気になることや疑問点を整理し質問したり、説明を受けた後によく理解できなかった点や新たな疑問について質問したりすることが必要です。

しかし、この調査以前に行われた別の調査では、医療者とのコミュニケーションの際に「何を質問したらよいかわからない」「質問を促して欲しい」「よくある質問について説明してほしい」という声が多く、患者さんにとって医療者へ質問をすることは、簡単ではないことがうかがえました。

このたび、アストラゼネカが作成した「質問ガイド」では、検査・診断時から治療後におけるステージごとに、医療者が患者さんとご家族から聞かれることの多い内容を質問例や質問のヒントとして紹介しています。同社では、「これが活用されることにより、両者のコミュニケーションが促進され、患者さんやご家族が納得できるがん治療を受けるきっかけになればと考えています。」としています。

なお、この冊子はウェブサイト「がんになっても」(http://www.az-oncology.jp/)からダウンロードできます。

 

http://www.astrazeneca.co.jp/

2011/09/01(木) 14:35