大洋薬品工業、テバへの株式譲渡を完了
大洋薬品工業株式会社は、7月14日にテバファーマスーティカル・インダストリーズ・リミテッドが大洋薬品の発行済み株式の事実上100%を740億円(925百万ドル)で取得したことを発表しました。この取引の完了により、大洋薬品はテバグループに統合されました。
テバのグローバルスケール、API、バイオシミラー、その他の製品ポートフォリオと、大洋薬品の日本におけるプレゼンス、生産設備、研究開発の能力が結びつくことにより、日本における両社の企業価値が最大化され、日本のジェネリック市場をリードする体制ができました。
テバグローバルの社長兼CEOであるShlomo Yanai氏は、「テバの長期的な戦略プランを実行する上で、この統合は非常に重要な意味を持つ。現時点でテバが展開している日本でのビジネスに大洋薬品が加わることにより、日本市場においてリーディングカンパニーになるというテバの戦略的目標を達成することができると確信している」とコメントしています。
また、大洋薬品の社長兼CEOである島田誠氏は、「日本におけるジェネリック市場の拡大のため、テバと協力することで、製品ポートフォリオ、研究開発、生産などにおいて統合に伴うシナジー効果を追求していきたい。我々はステークホルダーの皆様からの貴重なご支援に感謝すると同時に、全社員がそのご支援に報いるべく全力を尽くします」とコメントしています。
なお、統合後も島田誠氏が大洋薬品の社長兼CEOを務めます。
2011/07/20(水) 16:26