後発医薬品等薬価基準収載発表 厚生労働省
厚生労働省は、6月24日、使用薬剤の薬価(薬価基準)に収載されている医薬品を発表しました。また、6月24日付官報(号外第134号)に「使用薬剤の薬価(薬価基準)の一部を改正する厚生労働省告示第193号」を掲載しました。
現在、医療機関等で保険診療に用いられる医療用医薬品として官報に告示されている(薬価基準に収載されている)品目は約1万7千程度あり、厚生労働省が発表したリストはその内容等を示したものです。
このうち、新しい効能や効果を有し、臨床試験(いわゆる治験)等により、その有効性や安全性が確認され、承認された医薬品を「先発医薬品」、また、先発医薬品の特許が切れた後に、先発医薬品と成分や規格等が同一で、治療学的に同等であるとして承認される医薬品を「後発医薬品」(いわゆるジェネリック医薬品)と呼んでいます。
リストでは、医療機関等における円滑な事務の推進を図る観点から、「診療報酬において加算等の算定対象となる後発医薬品」に該当する品目も併せて示しています。
なお、後発医薬品として承認された医薬品であっても、先発医薬品よりも薬価が高くなるものについては、「診療報酬において加算等の算定対象となる後発医薬品」とみなさないこととしています。
収載されている医薬品は、内用薬9382品目、注射薬4307品目、外用薬2869品目、歯科用薬剤36品目、合計16,594品目で、その中で、今回収載された後発医薬品は330品目、内訳は内用薬192品目、注射薬114品目、外用薬24品目です。特に、収載が多いのは塩酸ピオグリタゾン(先発品アクトス:糖尿病用剤=2型糖尿病治療剤、武田薬品工業)が18社50品目、エダボラン(先発品ラジカット:その他の中枢神経系用薬=脳保護剤、田辺三菱製薬)が22社35品目です。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2010/06/tp0630-4.html
http://kanpou.npb.go.jp/20110624/20110624g00134/20110624g001340000f.html