日本医師会が民主党社会保障と税の抜本改革調査会に見解表明
日本医師会では、国の政策や様々な問題・事象に対する見解や、新たな行動指針・活動計画・成果報告などを紹介するため、役員が報道各社に対して定例記者会見を行っており、ホームページの「定例記者会見コーナー」で、会見の内容や提出した資料を紹介していますが、6月1日、①被災者健康支援連絡協議会の検討内容、②民主党社会保障と税の抜本改革調査会「あるべき社会保障の実現に向けて」に対する日医の見解を明らかにしました。
5月30日、社会保障改革に関する集中検討会議に、民主党・社会保障と税の抜本改革調査会「『あるべき社会保障』の実現に向けて」が提出されました。
日本医師会では、これに対する見解を纏めたもので、「総論的にみて、急性期医療と終末期医療、在宅医療に着目されており、急性期から慢性期まで一貫した医療が必要であること、社会保障が平時の国家安全保障ではなく、サービスとして捉えられていること等に問題があると考える」としています。
見解を示しているのは、
1.あるべき社会保障と目指す社会像
2.社会保障と経済の好循環
3.東日本大震災を受けて
4.社会保障と税の共通番号制度の導入
5.国民の理解を得られる生活保護への転換
6.安心できる医療・介護の実現
(1)病院・病床の機能分化と強化
(2)地域での暮らしを支える仕組みの強化
(3)ICT利活用
(4)精神科医療のあるべき姿
7.地域医療に必要な医療・介護従事者の確保と調製のスキーム、処遇の確保
(1)国民の期待する専門医療と診療科領域別の医師養成のあり方
(2)専門的医療従事者の職能分担の見直し、チーム医療・介護の推進
8.国民の願いに応える予防、認知症対策の強化
高額療養費制度と難治性疾患自己負担のあり方の連続性・整合性
9.若者や現役世代にも配慮した持続可能な医療・介護保険制度の構築
10.今後の進め方について
で、それぞれ民主党案を示し、それに対する日本医師会の見解を示しています。
詳細はホームページで参照してください。